■ 東京世代の選手が充実している。ヤン・ヨンソン監督を招聘した清水は開幕4試合で2勝2分け。好スタートを切った。前評判はあまり高くなかったが前評判を覆す見事な成績を残しているがMF金子翔、MF石毛、FW北川といった20代前半の若手の頑張りが目立っている。勢いに乗り始めているので「今の清水の勢いがどこまで続くのか?」は興味深いところである。開幕前は降格候補に挙げる人が多かったが「サプライズ」を巻き起こす可能性がある。
エネルギッシュなサッカーを見せているががMF石毛、MF金子翔、FW北川、DF松原后よりもさらに下の世代が充実している点が今の清水の最大のポジティブ要素と言える。高卒2年目のDF立田は今年の1月に行われたU-23アジア選手権で守備の要として活躍したが今シーズンはケガ人続出の右SBでチャンスを掴んだ。DF立田が清水の東京世代の中で最も目立っているが有望視される選手は他にもたくさんいる。
もともと清水はDF市川を輩出するなど下部組織の育成力に定評のあるクラブだったがここ2年ほどの下部組織の充実ぶりは凄まじいものがある。ユースもJrユースも全国大会の上位の常連になっており、ユースはプレミアリーグのEASTを引っ張る存在になっており、Jrユースは2016年に中学年代の全国大会で3冠を達成した。ユースあるいはJrユースの頑張りはトップチームの選手にも大きな刺激になっているだろう。