GK 中村航輔 (柏レイソル) 6.0
→ PKでの失点は致し方なし。一番の見せ場は前半9分のピンチの場面で鋭い出足から失点を防いだシーンと言える。持ち味である鋭い出だしで決定機を阻止した。他にはそこまでシュート機会を作られる展開にはならなかったこともあってGK中村航の見せ場自体はあまり多くなかったが大事な2連戦の最初の試合でスタメン出場。ロシアW杯のメンバー入りならびにレギュラー取りに大きく近づいた。
DF 宇賀神友弥 (浦和レッズ) 5.0
→ 30才の誕生日に代表デビューを飾った。メモリアルな1日になったが前半42分に不用意なプレーでPKを献上。明らかなファールだったのでPKのジャッジ自体は妥当だった。積極的な攻撃参加を見せる場面は少なくなかったので攻撃面では一定の評価が出来るがPK献上の場面は2枚目のイエローカードが出ても不思議はなかった。親善試合なので見逃されたと思うが公式戦であれば退場になっていた可能性がある。
DF 昌子源 (鹿島アントラーズ) 5.5
→ 日本は前半の20分あたりまでは縦に速い攻撃から何度もチャンスを作ったがDF昌子の縦パスやミドルパスが起点になることが多かった。DF槙野の方がフィード力は高いのでこの2人でCBを組む時はDF槙野の方から効果的なパスが出てくるケースがこれまでは多かったがこの日は逆だった。好パスが序盤は多かったが試合の途中からミスパスが増えて攻撃の流れを止めるケースが多くなった点はマイナス。
DF 槙野智章 (浦和レッズ) 6.0
→ DF吉田が不在ということもあって守備の要として期待を集めているがこの日もスタメン出場。日本のCBのレギュラーに定着しつつある。前半9分にDF長友とDF槙野の間のスペースを突かれて決定機を招いたが守備面で危うさを感じたのはこのシーンくらいだった。また、日本のCKの場面では惜しいシーンに絡んだ。個人として特別良かったわけではないが日本の選手の中では相対的に良かった部類に入る。
DF 長友佑都 (ガラタサライ) 5.5
→ 今冬にガラタサライに移籍したが出場機会が増えて試合勘の問題は無くなった。DF酒井高に左SBのポジションを奪われかけた時期もあるが、再度、ポジションを取り返した。いい流れになっているがこの日はあまり見せ場をつくれなかった。MF宇佐美のキープからDF長友が駆け上がってクロスを入れるシーンが1度あったがこういうシーンをたくさん作りたかった。MF中島翔との関係性は良くなかった。
MF 長谷部誠 (フランクフルト) 5.5
→ Wボランチの一角で後半15分までプレーした。ケガの影響はほとんどなさそう。ボランチのレギュラーが約束されているわけではないが精神的な支柱なので「ケガさえなければロシア行きは間違いない。」と言える数少ない選手の1人に挙げられる。守備の部分ではまずまず良かったが攻撃の面ではやや物足りなかった。大ピンチにつながる致命的なミスもなかったが効果的な縦パスもほとんどなかった。
MF 大島僚太 (川崎フロンターレ) 5.5
→ 前半30分にパスを受けてダイレクトで味方にパスを出したときに右ふくらはぎを痛めた。その後、数分間はプレーし続けたので重症ではないと思うが無念の途中交代。E-1 サッカー選手権の2戦目の中国戦に続く2試合連続の「前半途中の負傷交代」というのは極めて印象が良くない。それまでのプレーは決して悪くなかったので勿体ない。ケガの多い選手をW杯のメンバーに入れるのはリスクが高い。
MF 久保裕也 (ヘント) 6.0
→ コンディション自体はかなり良さそうだった。前半は立ち上がりからいいプレーが多くてMF宇佐美とともに攻撃の中心になった。ゴールにつながってもおかしくない場面は2度ほどあった。シュートも日本の中では最多となる3本。まずまずのプレーを見せたが後半はあまり目立たなくなった。現時点では「右SHのレギュラーの最有力候補」と言えるがMF伊東純やMF浅野拓も控えているかなりの激戦区である。
MF 森岡亮太 (アンデルレヒト) 5.0
→ ベルギーリーグで10ゴール12アシスト。リーグMVP級の活躍を見せて評価を急上昇させている。アギーレJAPAN時代の2014年の10月のブラジル戦以来なので3年5か月ぶりの代表スタメンとなった。ベストポジションと言えるトップ下での出場となったので期待は集まったが効果的な仕事は出来ず。後半9分に左サイドをドリブルで抜け出したシーンは良かったが大きな見せ場はこのシーンくらいだった。
MF 宇佐美貴史 (デュッセルドルフ) 6.0
→ 所属クラブで好調。2016年の6月のボスニア・ヘルツェゴビナ戦以来で1年9か月ぶりのスタメン出場となったが出来としてはまずまず良かった。得意の左サイドからの仕掛けは効果的でセットプレーのキッカーとしても効果的な働きを見せた。このタイミングでの代表復帰ならびにスタメン出場に関しては賛否両論だったがパフォーマンス自体は良かったと言える。ただ、分かりやすい結果を出すことは出来ず。
FW 大迫勇也 (ケルン) 5.5
→ スタメンフル出場。持ち味であるキープ力を生かして前線で起点となるシーンはあったがシュートが1本だけ。CFとして寂しい数字である。前半の途中までは周りの選手との関係性が良かったが徐々に悪化していった。トップ下で起用されたMF森岡と上手く絡んでチャンスを作る場面はほとんどなかった。求められる役割の多いポジションではあるがFW大迫にはもっとゴール前付近で存在感を発揮してほしい。
MF 山口蛍 (セレッソ大阪) 5.5
→ MF大島僚が負傷して前半34分という早い段階で出番が回ってきた。MF大島僚に異変が起こったのは前半30分だったのである程度の準備期間はあったと思うがそのままボランチの位置でプレーした。MF大島僚とはまったくタイプの異なる選手であるが普段通りのプレーを見せた。出来としてはまずまずだったが効果的なパスはあまり出せず。フォワードやトップ下の選手に縦パスを入れるシーンは少なかった。
DF 酒井高徳 (ハンブルガーSV) 5.0
→ 最初は代表に選ばれなかったが追加招集という形で、後日、選出された 。「最近のパフォーマンスにハリルホジッチ監督は納得していなかった。」と推測できるが調子自体は良さそうではなかった。積極的に高い位置を取って攻撃に絡もうとしたが効果的な仕事は出来ず。国際経験が豊富で、かつ、右SBでのプレーにも慣れたDF酒井高ではなくてDF宇賀神を起用した1つの理由が彼の状態の悪さだと推測できる。
MF 中島翔哉 (ポルティモンセ) 6.5 (MOM)
→ ポルトガルで大きな存在感を発揮してついにフル代表に初選出された。大きな注目を集める中で代表デビューを飾ったが後半15分にMF宇佐美との交代で登場した。当然、点に絡む活躍が期待されたが敗戦の危機からチームを救う同点ゴールをゲット。好アピールが出来てW杯行きに近づいた。左SBのDF長友など周りの選手との関係性は今一つだったがキープ力を生かしてファールを誘う場面も多かった。
MF 三竿健斗 (鹿島アントラーズ) 6.5
→ MF中島翔と同じ後半15分にMF長谷部に代わって登場。MF山口蛍とWボランチを組んだ。幾つかパスが引っかかる場面があったが同点の場面は高い位置を取ってMF中島翔の同点ゴールをアシスト。あの体勢からあの位置にいる選手に正確にパスを出せる選手はほぼいない。パスではなくてシュートだったと思うがいいところに飛んで行った。サイズのあるボランチは貴重。W杯行きの可能性はある。
MF 小林悠 (川崎フロンターレ) 5.0
→ 後半20分にMF森岡に代わって登場。そのままトップ下に近い位置でプレーした。川崎Fでは1トップか、右SHでプレーすることが多いので慣れたポジションではなかったと思われる。その点は気の毒に感じるがなかなかボールに絡めず。動き出しても味方からパスが出てこなくて苦労したが同点ゴールの場面は左サイドからクロスを上げてゴールのきっかけを作った。ゴールには絡めたが十分なアピールは出来ず。
MF 本田圭佑 (パチューカ) 5.5
→ 大きな注目を集める中で代表に復帰してきた。後半25分にMF久保裕との交代でそのまま右SHでプレーした。持ち味であるキープ力を生かしていくつか起点になったが自身のシュートチャンスは作れず。不用意な仕掛けからカウンターのピンチを招く場面もあったので消化不良に終わった。後半のMF久保裕は攻撃に絡めていなかったのでもう少し早いタイミングでMF本田圭を入れても良かった。
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