■ 日本サッカー史上最高のプレイスキッカー「現代のJリーグを代表するプレイスキッカー」というとMF中村俊(磐田)とMF遠藤(G大阪)の名前が真っ先に挙げられる。ともに日本代表でも絶対的な主力として活躍。国際AマッチはMF中村俊は98試合、MF遠藤は152試合に出場している。どちらも日本サッカー界のレジェンドプレーヤーであり、「現代屈指のプレイスキッカー」というよりは「日本サッカー史上屈指のプレイスキッカー」と表現するのが適切である。
MF中村俊は2002年夏から2010年春まで約7年半、欧州でプレーした。プレーヤーとしての最盛期の時期をほぼ欧州で過ごしたにもかかわらず、直接FKで決めたゴールの数はJリーグ史上最多となる。コンフェデやCLなど国際試合でも素晴らしいキックでゴールを演出しており、ワールドクラスのプレイスキッカーと言っても過言ではないだろう。日本サッカー史上最高のプレイスキッカーと呼ぶことに異論は出ないだろう。
他にはMF小笠原(鹿島)、MF小野伸(札幌)なども若い頃から卓越したプレイスキッカーとして活躍してきた。MF中村憲(川崎F)を含めてこのあたりの世代の選手で、かつ、日本代表でも主力として大活躍したゲームメーカーのほとんどはプレイスキッカーとしても名を馳せた。「ベテランになってもキックの精度だけは落ちない。」と言われることが多いが彼らは30代後半になってもキックのクオリティは全く落ちてこない。