FW フェリペ・アウヴェス (パラナ→モンテディオ山形)→ 2017年に結果を残したFW阪野とFW瀬沼はいずれもベンチスタートになった。新戦力のブラジル人ストライカーを3トップの中央で起用してきたが開幕ゴールとはならず。2度ほど惜しいシーンを迎えたが力を出し切れたとは言い難いパフォーマンスだった。チームも0対3で敗れたので立場はやや苦しくなったが右足のシュートは強烈。彼が得点源となってFW阪野とFW瀬沼がサポート役に回るのがベターな構図と言える。
FW ジェフェルソン・バイアーノ (サンタ・リタ→水戸ホーリーホック)→ 186センチ/83キロという恵まれた体格を誇る22才のストライカーは開幕の山形戦(H)でいきなり2ゴールの活躍。鮮烈なJリーグデビューを飾った。外国人の大型フォワードを苦手にする日本人のCBは多いのでJ2で猛威を奮う可能性はある。研究された後も自分の良さを出し続けることが出来るのか?否か?は現時点では分からないが新エース候補にかかる期待は大きい。前線からの守備でもチームに貢献する。
FW 大黒将志 (京都サンガ→栃木SC)→ 「さすらいの点取り屋」はどのチームでも貪欲にゴールを狙ってスタジアムを沸かせてきた。J1通算では204試合で69得点、J2通算では192試合で91得点。J2では「ほぼ2試合に1点ペース」でゴールを量産してきた。栃木SCでの初陣となった大分との開幕戦(H)はスタメン出場して難易度の高いヘディングシュートを決めて見せた。J2の歴代最多はFW大久保哲哉(群馬)の94得点。FW大黒が追い抜くのは確実。
DF 中村太亮 (ジュビロ磐田→大宮アルディージャ)→ FWシモビッチが「今オフの大宮の補強の目玉」と言えるが磐田から加入したDF中村太もチームに大きなプラスをもたらすことが出来る選手である。近年の大宮は左SBを固定しきれずにいるが抜群の精度を誇るレフティの加入は心強い。さっそく甲府との開幕戦でCKからMFマテウスのゴールをアシストしたがDF中村太→FWシモビッチのラインは「分かっていても止められない必殺の武器」になる可能性大。
GK ロドリゲス (ロサリオ・セントラル→ジェフ千葉)→ 外国人キーパーは昨今のJリーグのトレンドと言えるが千葉はアルゼンチン出身のGKロドリゲスが開幕スタメンを勝ち取った。184センチなのでキーパーとしてはどちらかというと小柄であるが精度の高い左足が最大の武器。PKキッカーを任されていたこともあるという。キックに関してはJ2のキーパーの中でトップクラスと言えるが東京Vとの開幕戦ではハイボールの処理が不安定だった。弱点なのかもしれない。
GK 上福元直人 (大分トリニータ→東京ヴェルディ)→ 長い下積み生活を経てようやく大分の正キーパーになったGK上福元の東京Vへの移籍はサプライズだった。予想の出来ない動きだったが東京Vで開幕スタメンをゲット。勝ち点「3」の獲得に貢献した。とにかくフィードの上手な選手で組立てに参加できる点が大きな武器となる。東京Vは極端なほどポゼッションサッカーを志向するチームではないが足元の技術に優れたキーパーが後ろにいると味方は安心できる。
MF ロメロ・フランク (アルビレックス新潟→町田ゼルビア)→ 2年越しのラブコールに応えて町田に加入したペルー出身のMFロメロ・フランクはWボランチの一角でスタメン出場を果たすと京都との開幕戦で大きな存在感を発揮。2対0の勝利に貢献した。南米出身の選手特有の力強いプレーがウリとなるが「ボールを奪うプレー」と「ボールを奪った後のパスの精度」が秀逸だった。町田のサッカーに早くも馴染んでいて大飛躍のシーズンになりそうな予感を漂わせている。
MF 渡邊一仁 (ファジアーノ岡山→横浜FC)→ 愛媛FCならびに岡山でクラッシャー系のボランチとして鳴らしたMF渡邊一は昨オフに横浜FCに移籍した。MF佐藤謙とMF中里のWボランチは横浜FCの最大の武器の1つなので「3番手のボランチ」あるいは「試合終盤のクローザー役」になると思われていたが開幕スタメンをゲット。持ち味である激しい守備を随所に披露して無失点に貢献した。ダーティーな仕事を厭わない選手でチームに新風を巻き起こしそうだ。
MF 小塚和季 (レノファ山口→ヴァンフォーレ甲府)→ 山口で孤軍奮闘したMF小塚を完全移籍で獲得できたのは甲府にとって「今オフ最大の成果」と言えたがWボランチの一角で開幕スタメンを飾った。決定的な仕事をする機会はなかったがテクニックとアイディアを持った選手なので期待値は高い。今シーズンから7番を背負うことになったMF堀米勇もテクニックとアイディアを持った選手なので2人が共存できると面白い攻撃がたくさん見られるようになるだろう。
FW 永井龍 (名古屋グランパス→松本山雅)→ 名古屋から加入して開幕スタメンを勝ち取った。FW高崎と2トップを組んだがゴール前で仕事をすることはできず。不完全燃焼の開幕戦となったが大型補強に成功した松本山雅は(良くも悪くも)慌ただしいサッカーになっている。中盤から前目のポジションの選手には運動量と走力が要求されるサッカーに変化しているので万能型のFW永井龍の良さは出しやすい環境と言える。ライバルは多いので早く結果を出したい。
DF 安田理大 (釜山アイパーク→アルビレックス新潟)→ 2015年は神戸、2016年は名古屋でプレーしたが期待を大きく裏切った。まだ30才なので老け込むような年齢ではないが「もう終わった選手」というのが一般的な評価になる。鳥栖を離れてからは苦労しているが新天地の新潟ではDF堀米悠を抑えて開幕スタメンをゲット。持ち味である精度の高いパスでチャンスに絡んだ。心配されたコンディションは名古屋時代と比べると良さそう。J2でプレーするのは初となる。
2018/03/01 【J2】 2018年に注目すべき若手プレーヤーを22人だけ挙げてみた。 (上)
2018/03/01 【J2】 2018年に注目すべき若手プレーヤーを22人だけ挙げてみた。 (下)
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