■ 若手の有望株を多く擁するジェフ千葉2月4日(日)に行われたちばぎんカップでは宿敵の柏に1対4で大敗したものの2018年のJ2の自動昇格候補に挙げられる千葉も若手の有望株が多いチームである。童顔なので若手のイメージが強いMF町田は28才になったので中堅世代になったが五輪代表のDF岡野洵、青森山田高で活躍したMF高橋壱、大型サイドバックのDF乾貴哉、新加入のDF杉山弾(市立船橋高)などポテンシャルの高い選手を多く抱えている。
長崎のJ1昇格に大きく貢献したDF乾大知(長崎)の弟になるDF乾貴哉は昨シーズンの終盤にケガをして長期離脱中。「左膝蓋腱断裂で全治6か月」と診断されているので順調に回復したとしても復帰時期は5月上旬になる。痛い長期離脱になったが年代別代表の常連であるDF杉山弾に早い段階でチャンスが回って来る可能性はある。ちばぎんカップのときは新加入のDF高木利(山形)が起用されたが守備面で苦戦した。
昇格候補の筆頭と言われる大宮はここに来てユースから有望な選手が続々と出てくるようになった。1997年生まれの学年が「黄金世代」と言われてたくさんの選手がトップチームに昇格したがMF黒川、FW藤沼、GK加藤、FW川田などにかかる期待は大きい。2つ上の学年になるMF大山啓はすでに大宮のトップチームで大きな存在感を発揮しており、その1つ下の世代になるMF小島幹は今シーズンも水戸でプレーする。
大きな特徴と言えるのは「期限付き移籍でJ2やJ3のクラブに期待の若手を貸し出している点」になる。昨年の5月に行われたトゥーロン国際でU-19日本代表に召集されたMF黒川はJ2の水戸、FW藤沼とMF山田陸はJ3の盛岡、FW川田はJ2の栃木SCで今シーズンはプレーする。いずれの選手も期限付き移籍先である程度の出場機会が得られそうな状況なので「大宮にとどまるよりは成長しやすい。」と考えられる。