■ PSMで鹿島を相手に惜敗J2の22クラブの中で「若手の有望株が多いクラブ」というと水戸・京都・金沢などの名前を挙げることが出来る。オフにFW林陵平(→東京V)、MF湯澤洋(→京都)、GK笠原(→大宮)などが流出した水戸は「降格候補の1つ」に挙げられているが2月3日(土)に行われたいばらきサッカーフェスティバルの鹿島戦(H)は3対4の惜敗。J1の優勝候補の筆頭に挙げられている鹿島を相手に3度もリードを奪う展開に持ち込んだ。
「主力が流出して若手を使わざる得ない状況になった。」とも言えるが期限付き移籍で加入したFW岸本(C大阪)とMF黒川(大宮)がゴールを記録。五輪代表の候補に挙げられている期待の若手が結果を残した。さらにレンタル期間の延長でチームに残ったMF小島幹もボランチの一角で存在感を発揮。新エース候補のFWジェフェルソン・バイアーノもまだ22才なので中盤から前目の選手は若手が中心となる可能性が高い。
いずれの選手も期限付き移籍で「自前の選手ではない。」という点は辛いところではあるが他にMF前貴之(札幌)も期待を集めている若手である。関東圏のクラブであり、かつ、(資金的な問題もあって)借りパクされる危険性が低いという事情もあって出場機会を欲している他クラブの有望な若手を集めやすい環境になっている。就任1年目の長谷部監督の元、若手中心のメンバー構成で旋風を巻き起こす可能性がある。