■ 監督交代後は7試合連続フル出場中ザックJAPAN以降はずっと日本代表の10番として戦ってきたMF香川(ドルトムント)も昨年の11月の欧州遠征で落選。ケガ等を除くと2010年の南アフリカW杯の本大会の出場メンバーに選ばれなかった時以来の代表落ちとなった。ブラジルW杯のときは期待に応える働きができず。年齢的にピークの時期で迎える2018年のロシアW杯への思いは人一倍強かったと思うが現時点では「当落線上にいる選手の1人」と言える。
アピールが必要な立場になったが12月10日にピーター・ボス監督が解任されてシュテーガー監督が就任したことが1つの転機になった。シュテーガー監督になってからは7試合連続でスタメンフル出場中。7試合で3ゴール2アシストを記録している。チームは3勝1敗3分け。カップ戦でバイエルン・ミュンヘンに敗れたがリーグ戦では負けなし。チーム自体は決して好調とは言えないがMF香川は中心選手として奮闘している。
監督交代後のドルトムントは7試合で11ゴールを奪っているがそのほとんどにMF香川が絡んでいる。FWオーバメヤンがアーセナルに移籍してFWロイスはケガで離脱中。MFゲッツェの調子もなかなか上がってこない苦しい状況の中、何とかACLの出場権争いに踏みとどまっているのはMF香川の力によるところが大きい。各国の代表クラスが競争相手になるので競争は相変わらず激しいが見事な活躍を見せている。