■ シーズン途中での監督交代はゼロJ3は下位に低迷しても下部リーグ(=JFL)に降格することはないのでJ1やJ2のクラブと比較するとはるかにシーズン途中に監督交代が実施されるケースが少ない。2015年は富山の岸野監督と長野の美濃部監督とSC相模原の辛島監督が途中で退任して、2016年はFC東京U-23の安間監督とSC相模原の薩川監督がシーズン途中で退いたが、2017年は17クラブ全ての監督が職を全うすることが出来た。
J1やJ2の場合は「シーズン途中に解任・退任・辞任・契約解除などでチームを去る監督がゼロ人で終わる。」というのは想像できない。J1になると1/3程度のチームの監督が途中で交代することもあるがJ3の場合は「ゼロの確率」はゼロではない。目先の勝利にこだわり過ぎることなく先を見据えたチーム作りができる環境になっているが、やはり、年々、J3のシビアさは増している。大変な職業であることは変わらない。
JFLで昇格条件を満たしたクラブが無かったので2018年のJ3は引き続いて17チームの争いになるが最も危うい立場からスタートするのは鳥取の森岡監督だろう。4勝19敗9分けで勝ち点「21」のみ。32試合で31得点/63失点と散々なシーズンになった。18節の盛岡戦(A)で勝利したのが2017年の最後の勝利となった。15試合勝ちなしでフィニッシュしたがホームで最後に勝利したのは3節の長野戦(H)になる。