10位 :FW ヤン・ドンヒョン (浦項スティーラース→セレッソ大阪)→ Kリーグ通算で237試合で69ゴール。2016年は32試合で13ゴール、2017年は36試合で19ゴール。Kリーグを代表するストライカーとなって日本にやって来る。蔚山現代時代の2015年は尹晶煥監督と一緒に仕事をしており、このときは30試合で8ゴールを記録。186センチの高さは大きな武器となるだろう。FW杉本健と2トップを組むようだと大型2トップになる。FCメスの下部組織でプレーした経験がある。
9位 : MF マルティノス (横浜Fマリノス→浦和レッズ)→ 2017年のJ1で最多となるドリブル数(=140回)を記録したJ1屈指のサイドアタッカーの補強は浦和にとって大きな補強になるだろう。独力でサイドを突破できる数少ないJリーガーの1人である。堀監督になってから「4-1-4-1」がベースになったが左右のサイドハーフは孤立する場面が多くなった。一人で仕掛けてチャンスを演出できる選手を必要としていたが理想的な選手を手に入れることが出来た。
8位 : MF 三田啓貴 (ベガルタ仙台→ヴィッセル神戸)→ 仙台では王様として絶大な存在感を発揮した。古巣であるFC東京も獲得に乗り出したので「FC東京に復帰するのでは?」と思われたがFC東京ではなくて神戸を選択した。これはサプライズだった。FC東京のときは2列目のイメージが強かったが仙台ではボランチで固定されてワンランク上の選手になった。運動量が豊富で左足のキックは正確。守備も粘り強いので神戸でも中心として活躍するだろう。
7位 : FW ジョー (コリンチャンス→名古屋グランパス)→ ブラジルの全国選手権では34試合で18ゴールを記録してMVPに選出されるなど主役として大活躍を見せた。191センチの高さに加えて足元の技術が高くてシュート精度も高い。サイズがあるので日本人のCBが苦手にするタイプである。東京Vならびに浦和で活躍したFWワシントンのような活躍が期待される。不安視されるのは中国の江蘇蘇寧でプレーした2016年は17試合で5ゴールと平凡だった点である。
6位 : MF 駒井善成 (浦和レッズ→コンサドーレ札幌)→ 「古都のドリブラー」はペトロヴィッチ監督を慕って北の大地にやってきた。10代の頃はボールを持ったら離さないタイプのドリブラーだったが京都でいろいろなポジションを任されてユーティリティー性を身に付けた。ペトロヴィッチ監督の戦術を理解しているな選手なので札幌では重要な役回りになる可能性が高い。左右のWBが基本ポジションになると思うがボランチの軸として起用される可能性もある。
5位 : DF 馬渡和彰 (徳島ヴォルティス→サンフレッチェ広島)→ 近年はJ3でプレーした経験のある選手のステップアップの移籍が目立っている。2014年と2015年にJ3の鳥取でプレーして、2016年は金沢、2017年は徳島でプレーしたDF馬渡にとっては「3年連続でのステップアップの移籍」になる。鳥取ならびに金沢のときはケガの多い選手だったが2017年はほぼフル稼働してJ2でベストイレブン級の活躍を見せた。プロ5年目でついにJ1のステージに立つことが出来る。
4位 : DF 岩波拓也 (ヴィッセル神戸→浦和レッズ)→ 昨オフに続いて2年連続で「移籍市場の目玉の1人」と言われたが今度は浦和への移籍を決断した。川崎F・鹿島・名古屋・G大阪も獲得に乗り出す争奪戦になったが浦和がゲットした。高さのあるCBを必要としていた浦和にとっては若くて将来性があって、なおかつ、即戦力としても計算できる願ってもない選手を補強することが出来た。よほどのことがない限りはこれから少なくとも5年は守備の要として活躍できる。
3位 : MF 齋藤学 (横浜Fマリノス→川崎フロンターレ)→ 「禁断の移籍」とも言われているが横浜FMから川崎Fへの移籍は驚きだった。今オフのみならず25年目を迎えたJリーグ史を振り返ってみてもトップ10に入るほどの遺恨を残す移籍になったが実力は折り紙付き。あれだけ1人で局面を打開できる日本人選手は現役ではほとんどいない。当然のことながら、ポジション争いは熾烈を極めるが連覇を目指す川崎Fにとってとてつもなく大きな新戦力であることは確かである。
2位 : MF 田口泰士 (名古屋グランパス→ジュビロ磐田)→ 名古屋で9シーズンプレーした。クラブ生え抜きで攻守の要として絶大な存在感を発揮していたが近隣クラブの磐田に移籍することになった。ここ数年は毎年のように移籍話が浮上していたが磐田入りというのは驚きだった。またしても名波監督が有力選手を口説き落とす形になった。ボランチのタイプ的にはまあまあ似ているのでMF川辺(→広島)の後釜にすんなり収まるだろう。MF川辺の穴は埋まったと言える。
1位 : MF 庄司悦大 (FC岐阜→ベガルタ仙台)→ J2で2位となるパス数を記録したのはMF田口(名古屋)で3,200本だった。MF田口の数字も相当なものであるがMF庄司(FC岐阜)は4,101本。2017年も異次元の数字を残した。2016年の時点で「J2屈指の司令塔」と評価されていたので山口からFC岐阜に移籍したのは大きな驚きだったが満を持してJ1に初挑戦する。J2ならびにJ3で猛威を奮った司令塔はパスサッカーを志向する仙台のサッカーにハマる可能性大。
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