ザスパクサツ群馬GK 常澤聡 (FC岐阜) → C-→ 今シーズンの群馬はキーパーで大いに苦労した。GK清水慶が昨シーズンほどのプレーが出来ず、森下仁志監督の寵愛を受けたGK牲川はミスが目立った。一番の補強ポイントと言えたがまずGK常澤を獲得した。2007年~2010年まで草津でプレーしているので久々の復帰となる。前橋育英高出身なので地元に戻ることになる。安定感のあるキーパーであるがキーパーの補強が32才のGK常澤のみとは考えにくい。
DF 久木田紳吾 (ファジアーノ岡山) → C-→ 「東大出身のJリーガー」として知られている。松本山雅でプレーした時期もあったがキャリアのほとんどは岡山で過ごした。当初はフォワードなど攻撃的なポジションでプレーする選手だったがいつの間にかCBが基本ポジションになった。WBでもプレーできるのでユーティリティー性は1つの武器になる。高学歴なスポーツ選手にありがちな話であるがプレーの面では「クレバーさ」はあまり感じない。
FW 大久保哲哉 (横浜FC) → A-→ J2通算で370試合に出場して94ゴール。J2史上最多のゴール数を記録しているFW大久保はキャリア初となるJ3でのプレーを選択した。当然、37才なのでフル稼働は期待できないが経験の豊富な選手で体格を生かしたキープ力も高い。190センチの高さは大きな武器になるだろう。2017年の敵陣での空中戦勝率はJ2で2位タイとなる65.6%。圧倒的な高さがJ3に降格した群馬を助けることになる可能性が高い。
FW 平繁龍一 (カターレ富山) → B+→ 群馬でゴールを量産して熊本に引き抜かれた。得点源になることが期待されたが期待を大きく裏切った。点を奪うことに特化したタイプのストライカーである。熊本では「前線からの守備」などそれ以外の部分での要求が非常に多かった。平たく言うと「前線でハードワークをこなしつつ得点も奪えるというレベルの選手ではなかった。」と言える。元エースの復帰なので群馬のサポーターは歓迎するだろう。
MF 風間宏希 (モンテディオ山形) → B+→ 北九州で飛躍したパサーは昨オフに山形に移籍したが違いを見せることは出来ず。パスを繋ぐタイプのサッカーだった当時の北九州とは違って山形はシンプルな攻撃を好む。山形のサッカーとの相性があまり良くなくて21試合の出場のみ。力を出せなかった。移籍先は群馬となったがかなり意外な選択である。北九州時代は「J2で上位クラスのボランチ」として活躍した選手なのでJ3行きは予想できなかった。
FW 永藤歩 (モンテディオ山形) → B-→ スピードが武器となる東京世代のアタッカー。ほとんどが途中出場だったが2017年は19試合で2ゴール。サブとしてはまずまずの活躍を見せたが同じくJ3の群馬に移籍することになった。育成型期限付き移籍になるが同様にやや意外な選択と言える。ただ、普通に考えると出場機会は確実に増えるので経験は積めるだろう。「この2人を出した。」ということは山形はこれから即戦力の補強がありそうだ。
MF 志村駿太 (tonan前橋) → D+→ 群馬U-18からトップチーム昇格した3人目の選手となる。高卒1年目の4月の水戸戦でJ2デビューを飾ったが最初の2年間でJ2での出場機会はこの1試合のみ。昨夏に何かと話題のtonan前橋に完全移籍したが期限付き移籍にならなかったのは「群馬とはアマチュア契約を結んでいるから(期限付き移籍は出来なかったから。)」と考えられる。左利きでテクニシャン系の選手なのでサポーターの期待は大きいが・・・。
Y.S.C.C.横浜なし
SC相模原MF 谷澤達也 (町田ゼルビア) → B+→ 33才になったテクニシャンのMF谷澤はJ3のSC相模原への移籍が決まった。テクニックや駆け引きで勝負するタイプなので年齢的な問題はあまり気にならない。体力的な問題があるのでスタメンで出場した時もほとんどは途中交代となる。フル出場は期待できないが安定したキープ力でサイドで起点を作ることが出来るのは魅力と言える。プレー面でも、キャラクター的にもサポーターに愛されるだろう。
MF 北井佑季 (カターレ富山) → C-→ ドリブル突破を武器とするMF北井はJ3のSC相模原に移籍する。大きなインパクトを残したのは何と言っても町田時代であるが町田を離れた後は思うような活躍は出来ていない。力を出し切れていないシーズンが続いているが打開力のある選手はやはり貴重。どのチームも欲しい。活躍し始めた時期が早かったこともあってまだ27才。これからプレーヤーとしてのピークを迎えることも十分に考えられる。
DF 丹羽竜平 (鹿児島ユナイテッド) → C+→ 「インターセプト数の多さ」と「ゴールライン上での神クリアの多さ」が目立つ守備のスペシャリストはJ3の鹿児島からSC相模原に移籍することになった。まだ32才なので老け込むような年齢ではないが鳥栖を離れた後は身体的に衰えてきたのか、全盛期と比べるとかなりパフォーマンスが落ちている。選手として下り坂に入っているが豊富な経験を持っている選手なのでもう一花咲かせてほしいところである。
FW チッキーニョ (クルゼイロ) → B+→ 169センチと小柄ながらスピードとテクニックを兼ね備えたブラジル人アタッカー。加速力があって自らドリブルで切れ込んでチャンスを演出することもできるが裏のスペースに飛び出して決定機を作ることも出来る。まだ22才なので守備力や献身性などが問題になる可能性はあるが人とは違った才能を持っている選手であることは明らかである。どちらかというと左サイドに流れるプレーを好むタイプに思える。
FW 大津耀誠 (大分トリニータ) → A-→ C大阪U-18出身。MF南野(ザルツブルク)は1つ先輩にあたる。ケガに泣いたが2017年は5試合で3ゴールを記録。187センチの長身で大器晩成型のストライカーとしていい具合に成長してきたかに思えたが大分との契約は満了。意外な選択だった。「獲得できたチームはおいしい補強になる。」と思っていたがJ3のSC相模原がゲットした。「しなやかさ」にプラスして「力強さ」を身に付けつつあるのでブレイク必至。
MF 成岡翔 (アルビレックス新潟) → C+→ 年代別代表で10番を背負ったMF成岡もキャリアの終盤戦に突入している。新潟を契約満了になって移籍先を探していたがJ3のSC相模原入りが決まった。33才になったがカテゴリーを下げたら輝きを取り戻す可能性はある。経験豊富なベテランを積極的に獲得する傾向にあるSC相模原らしい補強といえる。今年の選手名鑑ではSC相模原でチームメイトになるMF谷澤を「仲の良い選手」に挙げている。
2018/01/07 【J1】 順位予想バトル 2018年版 受付開始 (現時点の参加者:293名)
2018/01/08 【J2】 順位予想バトル 2018年版 受付開始 (現時点の参加者:121名)
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