ガンバ大阪MF 矢島慎也 (浦和レッズ) → A-→ 昨オフもG大阪は関心を寄せたがついに完全移籍での獲得に成功した。岡山時代はボランチとして活躍した選手なので「中盤であればどこでもこなせる点」も大きな武器となる。浦和ではなかなか出番に恵まれず評価を落としているが能力が高い選手であることは間違いない。MF矢島慎の加入によってあぶれる選手が必ず出てくるので「G大阪の若手」を期限付き移籍で獲得しようと画策するクラブは出てくるはず。
DF 菅沼駿哉 (モンテディオ山形) → B-→ G大阪ユース出身。ガンバ愛の非常に強い選手なのでG大阪が獲得に乗り出したら山形が慰留するのは難しいだろう。総合力の高いCBであるが2016年の「自陣空中戦勝率」はJ2で13位となる69.3%。空中戦でも強さを発揮した。DF三浦弦とDFファビオに次ぐ「第3のCB」になると思うが「控えのCB」としてはかなり優秀な選手である。闘争心溢れるプレーで古巣となるG大阪を助けることになるだろう。
セレッソ大阪MF 片山瑛一 (ファジアーノ岡山) B+→ キーパーとボランチ以外は全てのポジションでプレー可能なマルチプレーヤーが「個人昇格」を果たしたのはやや驚きだった。主力として活躍できる可能性はやはり低い。左右のSBが主戦場になると思われるが最大の武器はやはりロングスロー。点が欲しいときにロングスローを期待して左右のSBの位置で途中出場するケースは多くなるだろう。なかなか面白い補強と言える。目の付け所は悪くない。
MF 高木俊幸 (浦和レッズ) → B-→ 高木3兄弟の長男のMF高木俊は浦和というビッグクラブで一定以上の存在感を発揮したがC大阪に移籍することになった。C大阪というと2列目の人材が豊富。MF清武、MF柿谷、MF山村和、MF水沼、MF田中亜などとポジション争いをすることになるので安定して出場機会を得るのは難しいが独力で縦に仕掛けることができる選手は少ないのでアクセントになる可能性はある。アジアの舞台での活躍も期待される。
FW ヤン・ドンヒョン (浦項スティーラース) → A+→ 2017年は19ゴールを記録。Kリーグを代表するストライカーがやって来る。韓国以外でプレーするのは初。「新しい環境への対応能力」は不安視されるが尹晶煥監督のリクエストと考えられるので実力や人間性には問題はないはず。残留の可能性が高まったFW杉本健が残るようだと強力な2トップ誕生となる。一方、FW杉本健が退団するようだとFWヤン・ドンヒョンにかかる期待と重圧はとてつもなく大きくなる。
MF 田中亜土夢 (HJK) → B+→ 3年間プレーしたフィンランドでは際立つ活躍を見せた。新潟でプレーした2014年以来のJリーグ復帰となるが運動量が多くてハードワークのできる選手なので尹晶煥監督のサッカーに合った選手と言える。ポジション争いは相当に激しいがACLもあるので重要な戦力になる可能性が高い。当然、攻撃に特徴のある選手であるが「アタッカーの選手としては異常なほどインターセプト数の多い選手」としても知られている。
MF チャウワット (バンコク・グラス) → B+→ 1996年6月23日生まれの21才。U-23タイ代表に選出された経験がある。動画を見る限りでは「左利きのプレーメーカー系のボランチ」。ドルトムントのMFシャヒンに似たタイプの選手でミドルパスの精度が高くて展開力がある。C大阪にはいないタイプのボランチである。まずはC大阪U-23が主戦場になると思うがC大阪U-23にもいないタイプなので主力になる可能性大。守備力は不安視されるが面白い補強である。
ヴィッセル神戸GK 荻晃太 (名古屋グランパス) → C-→ GK楢崎、GK武田洋、GK渋谷、GK荻と今シーズンの名古屋はキーパーが豊富だった。4番手のキーパーという立ち位置だったので活躍の機会は回ってこなかった。神戸に移籍することになったが古巣への復帰となる。2002年~2007年の途中まで神戸でプレーしている。神戸にはGKキム・スンギュ、GK徳重、GK前川がいる。「GK徳重の退団」あるいは「GK前川の期限付き移籍」のどちらかは間違いなさそうだ。
FW ウェリントン (アビスパ福岡) → C+→ J2で猛威を奮ったストライカーは神戸に移籍する。高さと強さはJ1でもトップクラスと言える。敵陣での空中戦勝率は驚異の64.9%。90分あたりの敵陣での空中戦回数も14.90回。福岡はシンプルに彼を活用するサッカーで結果を残したがFWポドルスキ、MFチョン・ウヨン(仮)、MF三田(仮)がいる中、FWウェリントンにここまでボールが集まることはあり得ない。神戸で躍動するイメージは現時点では湧かない。
MF 三田啓貴 (ベガルタ仙台) → A+→ 仙台で攻守の要として活躍。市場価値が高まったので動向が注目されていたが神戸を選択した。古巣のFC東京も獲得に乗り出したので「FC東京に復帰する可能性が高い。」と思われていたので意外な選択と言える。神戸は「左利きでゲームをコントロールできるボランチ」をずっと探し求めていた。理想的な選手を手に入れた。加入が噂される韓国代表のMFチョン・ウヨンとどういう関係を築くことが出来るか。
MF チョン・ウヨン (重慶力帆FC) → A-→ 噂どおりに神戸への復帰が決まった。E-1 サッカー選手権では日本戦で直接FKを決めるなど韓国代表の中でも大きな存在になっている。攻守両面で高い能力を持っているが、国際経験を積んでパワーアップして神戸に復帰してくる。大きな戦力になるのは間違いないが報道されているとおり「3年契約で推定年俸が3億1,000万円」というのが事実であるならば常識外れの額と言わざる得ない。法外な額である。
DF 那須大亮 (浦和レッズ) → C+→ DF岩波(→神戸)が流出。DF丸山(FC東京)などが後釜候補として名前が挙がったが思うように話は進んでいない。ようやくDF那須の獲得にこぎつけたが36才のベテランなのでレギュラーとしてバリバリ活躍するのは難しいだろう。ベンチに控えていると心強い選手ではあるがそういう役割と考えてもDF北本と重なる。ユーティリティー枠としてもDF伊野波やMF高橋秀と重なる。獲得の意図は少し分かりにくい。
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