川崎フロンターレFW 赤崎秀平 (ガンバ大阪) → B-→ 川崎FはFW小林悠の負担を軽減できるCFを必要としているがG大阪に期限付き移籍していたFW赤崎をゲットした。G大阪では結果を残せなかったが2015年に鹿島で22試合で7ゴールを記録するなど能力は高い。スプリント回数の多さが特徴の1つで「2017年の90分あたりのスプリント回数」はJ1で4位となる30.55回。MF中村憲を筆頭に優秀なパサーの多い川崎Fは能力を発揮しやすい環境だと考えられる。
FW 大久保嘉人 (FC東京) → B+→ 1年前にFC東京に電撃移籍したFW大久保だったが1年で古巣に戻ることになった。大きなことを言ってFC東京に移籍したので袖にされたFC東京のサポーターはもちろんのこと、川崎Fのサポーターも何割かの人は疑問に感じる復帰になるはず。結果を出して信頼を回復させるしかない状況である。「非常に評価の難しい移籍」と言えるがFW小林悠の負担を軽減させることが出来る選手であることは確かなことである。
MF 下田北斗 (湘南ベルマーレ) → B-→ 甲府で力を発揮して湘南に引き抜かれたがなかなか出場機会に恵まれなかった。なのでJ1王者の川崎Fが獲得に乗り出したことはかなりの驚きだったが運動量が多くてパンチ力のある左足を持った選手なので補強としてはなかなか面白いと思う。左利きで攻撃にアクセントをつけることが出来るのも魅力と言える。2016年の「90分あたりの走行距離」はJ1で23位となる12.131キロ。いくつかの武器を持っている。
MF 鈴木雄斗 (モンテディオ山形) → D+→ 父親は元日本代表のキーパーの鈴木康仁氏。現役時代はヤンマーでプレーした。水戸時代は頻繁に両親がケーズデンキスタジアムに観戦に訪れており、美男美女の夫婦(カップル)として有名だった。サイズと身体能力に恵まれていて開花が期待されてきたが伸び悩み気味。川崎Fへの移籍はチャンスといえるがJ1の試合で安定して出場機会を得る可能性はやはり相当に低い。ユーティリティー性をアピールしたい。
MF 齋藤学 (横浜Fマリノス) → S-→ 今オフ最大のサプライズ移籍であり、Jリーグ市場でも屈指のサプライズ移籍になった。1人で局面を打開できる選手は日本には少ないので川崎Fは非常にいい補強ができたと言える。まずはケガを治すことが最優先になるがまだ27才なので、ここから数年、川崎Fの攻撃の中心の1人として君臨する可能性はやはり高い。相手チームに要警戒された状態でも何とかできるので「スペシャルな選手」と表現するしかない。
横浜FマリノスMF 大津祐樹 (柏レイソル) → B-→ ロンドン五輪の本大会でヒーローになったがその後は低調。ケガの影響もあって伸び悩んだ。モンバエルツ監督は「伸び悩み気味の選手」を再生する能力が高かったがポテンシャルの高い選手であることは間違いないのでポステコグルー監督の再生能力に期待したい。当然、悪い補強ではないが近年はケガが多くて戦力として計算しにくい選手である。MFマルティノスの代役候補の補強はもっと必要である。
MF ユン・イルロク (FCソウル) → A+→ FCソウルで主力として活躍したバリバリの韓国代表の加入が決定した。スピードがあって推進力があって裏への飛び出しもできる優秀なサイドアタッカーである。MFマルティノスの穴を埋める働きが期待されるが実力や実績は申し分ない。MFマルティノスというハードルは非常に高いがいい選手を獲得できた。動画を見る限りでは右サイドでも左サイドでも問題なくプレー出来そうだ。素晴らしい補強といえる。
湘南ベルマーレDF 大野和成 (アルビレックス新潟) → B-→ 2012年と2013年に湘南でプレーしたDF大野は完全移籍で湘南に移籍する。今シーズンはケガの影響もあって14試合の出場にとどまったがJ1経験が豊富。左利きというのも大きな魅力と言える。高卒ルーキーながら主力として活躍したDF杉岡がいるのでこの2人をどのようにして使い分けるのか?は注目ポイントに挙げられるが選手起用の幅が広がるのは間違いない。効果的な補強と言えるだろう。
GK 富居大樹 (モンテディオ山形) → C+→ 群馬時代の2015年にJ2で40試合に出場した。正キーパーとして活躍して山形に引き抜かれたがGK山岸ならびにGK児玉の壁は厚くて出場機会は限られた。湘南にもGK秋元がいるのでセカンドキーパーにとどまる可能性が高いがルヴァン杯があるので公式戦に出場するチャンスは高まるだろう。184センチなので身長は高くないが反射神経が鋭くてビッグセーブの多いキーパーである。爆発力はある。
MF 梅崎司 (浦和レッズ) → B-→ 大分で台頭した選手なので「大分の選手」というイメージが強いが在籍期間は大分が2年半のみ。浦和が10年。圧倒的に浦和の方が長い。日本代表に選出された大分時代ほどの強烈なインパクトは残せなかったがペトロヴィッチ監督になってからは左右のWBで活躍。2016年の夏に大怪我をしたので復活途上と言えるが「攻撃力のあるWB」を必要としていた湘南にとっていい補強になり得る。経験値も魅力と言える。
MF 小林祐介 (柏レイソル) → C+→ 「MF小泉慶(新潟)の加入が濃厚」となった時点でMF細貝あるいはMF栗澤あるいはMF小林祐の退団の可能性はグーンと高まったがMF小林祐が期限付き移籍で湘南に加入することになった。柏からはMF秋野も湘南に期限付き移籍中。MF中川も湘南でプロ生活をスタートさせているので「柏→湘南」、「湘南→柏」のルートはある。非常にボール奪取力の高い選手であるが湘南もボランチの競争は激しい。
MF ミキッチ (サンフレッチェ広島) → A-→ 広島との契約は更新されず。母国への復帰も噂されたが「J1復帰」を決めた湘南に加入することになった。攻撃力のある右WBを必要としていた湘南にとっては効果的な補強と言える。90分あたりのドリブル数は3位、90分あたりのクロス数は2位。37才になったが依然としてJ1の中では最高レベルのチャンスメーカーである。豊富な経験値を持っており、プロ意識の高い選手なので若い選手のいいお手本になるだろう。
F
FW ステバノヴィッチ (パルチザン・ベオグラード) → C+→ セルビア国籍でスイスのチューリッヒ出身。2012年にはセルビア代表に招集されている。イタリアでプロキャリアをスタートさせてインテルやトリノでもプレーした。セリエAでは16試合で2ゴール、セリエBでは83試合で5ゴール。動画を見る限りではチャンスメーカー。自ら点を取るタイプの選手ではない。曹貴裁監督は外国人選手を生かすのが得意なタイプではないが強引なドリブルは武器になるかもしれない。
2018/01/07 【J1】 順位予想バトル 2018年版 受付開始 (現時点の参加者:293名)
2018/01/08 【J2】 順位予想バトル 2018年版 受付開始 (現時点の参加者:121名)
2018/01/11 【J3】 順位予想バトル 2018年版 受付開始 (現時点の参加者:28名)
関連エントリー
2018/01/04 【J1】 2018年シーズンの展望 (上) ~3強が優勝争いの中心か!?~
2018/01/04 【J1】 2018年シーズンの展望 (中・1) ~決め手に欠ける第2集団~
2018/01/05 【J1】 2018年シーズンの展望 (中・2) ~決め手に欠ける第2集団~
2018/01/05 【J1】 2018年シーズンの展望 (下) ~残留争いに巻き込まれるのはどこか?~
2018/01/21 【J1】 クラブ別の各補強の12段階評価 (コンサドーレ札幌・ベガルタ仙台・鹿島アントラーズ)
2018/01/22 【J1】 クラブ別の各補強の12段階評価 (浦和レッズ・柏レイソル・FC東京)
2018/01/23 【J1】 クラブ別の各補強の12段階評価 (川崎フロンターレ・横浜Fマリノス・湘南ベルマーレ)
2018/01/23 【J1】 クラブ別の各補強の12段階評価 (清水エスパルス・ジュビロ磐田・名古屋グランパス)
2018/01/24 【J1】 クラブ別の各補強の12段階評価 (ガンバ大阪・セレッソ大阪・ヴィッセル神戸)
2018/01/25 【J1】 クラブ別の各補強の12段階評価 (サンフレッチェ広島・サガン鳥栖・V・ファーレン長崎)
2018/01/24 J3+(アンテナ)・・・注目サイトの最新記事 (4つ)
- 関連記事
-