■ シンガポールからの「逆・輸入選手」J2のブレイク候補の筆頭に挙げられるのはFW河田(新潟)だろう。加入1年目の2017年は11試合で3ゴール。際立つ数字ではないが終盤戦にスタメンを確保して快進撃の立役者の1人になった。彼がスタメン出場したラスト7試合は5勝1敗1分け。アグレッシブな動きで攻撃陣を引っ張った。ゴール前で抜け目のない動きを見せてシュートチャンスを掴むことが出来るが前線からの精力的なチェイシングも特徴の1つになる。
今オフはFW佐野(熊本)、DF秋山拓(甲府)、MF稲葉(富山)、DF柳育崇(新潟)などアルビレックス新潟Sからの「逆・輸入選手」の加入が目立ったがFW河田の活躍が1つのきっかけになったのは間違いない。シンガポール旋風が巻き起こりつつあるが加入2年目でどこまでゴール数を伸ばせるのか?は興味深い。C大阪U-15出身でFW杉本健(C大阪)と同学年になるがFW杉本健が2016年のJ2で記録した14ゴールは超えたい。
当然、DF秋山拓(甲府)、MF稲葉(富山)、DF柳育崇(新潟)にも注目が集まるが、やはり、2017年のSリーグで21試合に出場して26ゴールを挙げて得点王に輝いたFW佐野(熊本)には大きな注目が集まる。彼もブレイク候補と言える。Jリーグでも、Kリーグでも、プレミアリーグでも、リーガ・エスパニョーラでも、Sリーグでも、世界中のどんなリーグでも「試合数以上のゴールを決める。」というのは普通のことではない。