川崎フロンターレ ・・・ A+ 主なin FW 大久保嘉人 (FC東京)
FW 赤崎秀平 (ガンバ大阪)
MF 齋藤学 (横浜Fマリノス)
MF 鈴木雄斗 (モンテディオ山形)
MF 下田北斗 (湘南ベルマーレ)
MF 守田英正 (流通経済大) ・・・ 新卒
主なout FW 森本貴幸 (アビスパ福岡)
MF 三好康児 (コンサドーレ札幌) ・・・ レンタル
MF 狩野健太 (→未定) ・・・ 契約満了
DF 板倉滉 (ベガルタ仙台) ・・・ レンタル
DF 井川祐輔 (イースタンSC) ・・・ 契約満了
→ 元エースのFW大久保(FC東京)を電撃復帰させたのは大きな話題になったがその他の補強はかなり地味だった。FW赤崎(G大阪)、MF鈴木雄(山形)、MF下田(湘南)という補強はDAZNマネーで大金を手にしたJリーグ王者にしては相当に地味な補強だったが移籍市場の終盤戦になってビッグニュースが飛び込んできた。同県のライバルクラブのエースであるMF齋藤学(横浜FM)を引き抜いたインパクトは絶大である。
過密日程で大変な3月・4月あたりに使えないのは残念であるが「独力でチャンスを作ることが出来る選手」なので川崎Fの攻撃陣は更にスケールアップするだろう。切り札な起用法でも力を発揮するはず。一方、MF齋藤学の移籍の陰に隠れる形になったがFW大久保も大きな戦力になる可能性はある。個性的な選手が多いので噛み合わない可能性は多分にあるが「タレント力に関してはJリーグ史上屈指」と言える。
守備陣の補強が無かった点を不安視する声もあるが主力の流出はほぼ無かったので大きな問題とは言えない。地味に高評価できるのは五輪代表のMF三好(→札幌)とDF板倉(→仙台)の2人を修行に出した点である。川崎Fに残っていても戦力になったと思うが出番は限られたはず。ライバルの多い札幌を選択したMF三好の判断は的確ではなかったと思うが2018年のことだけでなく将来を見据えたクラブ運営が出来ている。
横浜Fマリノス ・・・ D+ 主なin MF ユン・イルロク (FCソウル)
MF 大津祐樹 (柏レイソル)
MF 仲川輝人 (アビスパ福岡) ・・・ レンタルバック
MF 和田昌士 (レノファ山口) ・・・ レンタルバック
MF 堀研太 (横浜Fマリノスユース) ・・・ 新卒
DF 生駒仁 (鹿児島城西高) ・・・ 新卒
主なout FW 富樫敬真 (FC東京) ・・・ レンタル
MF 齋藤学 (川崎フロンターレ)
MF 前田直輝 (松本山雅)
DF パク・ジョンス (柏レイソル)
→ MF中村俊(磐田)やGK榎本哲(浦和)など主力の流出に悩まされた昨オフと比べるとはるかに平穏無事なオフになっていたが1月12日(金)になってビッグニュースが飛び込んできた。「長期離脱中なので今オフの移籍はないだろう。」と思われていたMF齋藤学(→川崎F)の移籍が決定した。キュラソー代表のMFマルティノス(→浦和)も抜けているので大きな武器だった両翼が揃って抜ける非常事態になった。
現役の韓国代表のMFユン・イルロク(FCソウル)の加入が決まっているが新加入のMF大津祐(柏)、2年目のMFバブンスキー、五輪代表のMF遠藤渓、復帰してきたFW仲川(福岡)やMF和田昌(山口)、19才のMF吉尾、SBのDF山中などで穴を埋めなければいけないので相当に大変である。5月下旬の復帰予定だったMF齋藤学の流出が無かったとしても不足感は否めなかったが退団が決まって大変な状況に陥った。
対して守備的なポジションの入れ替えは最小限にとどまったがバックアッパーとしてなかなか優秀だったDFパク・ジョンス(→柏)の退団は痛手である。また、2018年限りでの現役引退を示唆しているDF中澤の後継者探しは今オフもテーマの1つだったが新卒のCBの補強のみ。課題は次への持ち越しとなった。サイドアタッカーのMFユン・イルロクの獲得は高評価できるが厳しいオフになったのを否定するのは難しい。
湘南ベルマーレ ・・・ B- 主なin FW ステバノヴィッチ (パルチザン・ベオグラード)
MF ミキッチ (サンフレッチェ広島)
MF 梅崎司 (浦和レッズ)
MF 小林祐介 (柏レイソル) ・・・ レンタル
DF 大野和成 (アルビレックス新潟)
GK 富居大樹 (モンテディオ山形)
主なout FW ムルジャ (→未定) ・・・ 契約満了
FW 藤田祥史 (ブラウブリッツ秋田) ・・・ 契約満了
MF 山田直輝 (浦和レッズ) ・・・ レンタルバック
MF 下田北斗 (川崎フロンターレ)
MF 神谷優太 (愛媛FC) ・・・ 期限付き
DF 坪井慶介 (レノファ山口) ・・・ 契約満了
DF 奈良輪雄太 (東京ヴェルディ) ・・・ 期限付き
→ 1年でJ1に復帰してきたJ2王者の湘南はまずまず充実した補強が出来たと言える。近年の湘南はMF永木(→鹿島)、DF遠藤航(→浦和)、DF三竿雄(→鹿島)など主力の流出に悩まされてきたが今オフは期限付き移籍だったMF山田直(→浦和)のレンタルバックが決まったくらい。主力選手のほとんどはチームに残った。その上で即戦力となる選手を何人も獲得できたので総合力は確実にアップした。
注目はやはりMFミキッチ(広島)だろう。38才になったが広島時代はJ1屈指のサイドアタッカーとして活躍してきた。2017年は外国人枠の問題もあって14試合の出場にとどまったが「90分あたりのドリブル数」はJ1で3位で、「90分あたりのクロス数」はJ1で2位。突破力はまだまだ健在である。MF梅崎(浦和)の加入も決まってさらにケガの影響で2017年は8試合の出場にとどまったMF高山薫もいる。WBの層は厚くなった。
ボール奪取力の高いMF小林祐(柏)、左利きのDF大野(新潟)の獲得も効果的と言える。左右のWB・ボランチ・CB・キーパーに関しては充実のメンバー構成になった。不安視されるのは「1トップ+2シャドー」になる。大きな存在感を発揮したMF山田直が抜けた穴をどのようにして埋めるのか?が大きなテーマになる。J1に残れるのか?否か?は「1トップ+2シャドー」の位置でプレーする選手の出来にかかってくる。
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