■ 活発になるのは天皇杯の準決勝の後か?前回のエントリーで記述したとおり、Jリーグの移籍市場はここまでは静かである。昨年と比べると盛り上がりや話題性に大きく劣るのは否めないがここから資金力とブランド力を兼ね備えたチームが積極的な動きを見せてその下に位置するチームもそれに釣られて激しい動きを見せ始めると想像できる。C大阪・神戸・横浜FM・柏が勝ち上がっている天皇杯の準決勝が終わると動きが激しくなると思われる。
そんな中、札幌の充実ぶりが目立つ。また、G大阪や神戸や広島といった今シーズンの開幕前に上位候補に挙げられながら思うような成績を残せなかった西日本のチームが活発な動きを見せているのも目に留まる。神戸は吉田孝行監督が続投するが、G大阪はクルピ監督、広島は城福監督の就任が決定。どちらも基本的には攻撃的なサッカーを好む指導者なのでG大阪や広島はスタイルが大きく変化する可能性がある。
4チーム以外では長谷川監督を招聘したFC東京も活発に動いている。獲得に乗り出していたMF三田(仙台)の再獲得は難しくなったがすでにMF大森(神戸)とFW富樫(横浜FM)の加入が確実視されている。MF大森に関しては1年のみで神戸を離れることになるので「理解しにくい選択」と言えるが長谷川監督というとG大阪時代の恩師である。ハードワークのできる選手なのでFC東京では重宝される可能性はある。