■ 波に乗り切れないシーズン2016年は昇格1年目ながら7位と大健闘した町田だったが今シーズンは40節を終えた時点で11勝13敗16分けで勝ち点「49」。15位に位置する。残り2試合の結果によっては11位まで浮上することも出来るが波に乗り切れないシーズンになった。16引き分けというのはJ2で2位タイ。勝ちきれない試合が多かった。残留争いに巻き込まれることはなかったが昨シーズンと比べると存在感の薄いシーズンになってしまった。
2016年は42試合で53得点/44失点だったが、今シーズンは40試合で52得点/51失点となる。得点ペースはほとんど同じになる。エースのFW鈴木孝を長期離脱で欠く時期が長かったもののFW中島裕を中心に昨シーズンと同レベルの得点数を稼いでいるが失点数はかなり増えている。DFヨン・ア・ピンの抜けた影響は小さくなかったが新外国人のDFボリス・タタールがまったく試合に絡めなかったのは大きな誤算だった。
相馬監督の去就に関するニュースは現時点では流れていないが普通に考えるとクラブは「続投」を要請するだろう。今シーズンは思うような結果を出せなかったが2014年に町田の監督に復帰した後は安定して好成績を残している。続投となると2018年が就任5年目になるのでかなりの長期政権になるが監督を代える必要性は乏しい。他クラブからの引き抜きの動きでもない限りは「続投」となる可能性が高い。