■ 期限付き移籍先で躍動したFW石原直樹期限付き移籍中の選手ではFW石原直(仙台)ならびにFW赤崎(G大阪)もJ1の中規模以下のクラブにとっては狙い目の選手といえる。昨オフに浦和から仙台に期限付き移籍したFW石原直は28試合で9ゴールを記録。攻撃の中心として素晴らしいプレーを続けている。浦和での2年間はケガの影響もあってJ1では合計10試合でノーゴール。期待に応える働きは出来なかったので「完全復活」を印象付けるシーズンになった。
33才なのでベテランの域に入っているがまだまだ元気いっぱい。肉体的な衰えはほとんど感じられない。仙台では1トップの位置でプレーする機会が多くなっているが広島時代はシャドーの位置で起用されてリーグ2連覇に貢献した選手なので下がり目の位置でもプレーすることが出来る。重要な戦力なので仙台は全力で引き留めようとすると思うがこれだけの活躍を見せたので横やりが入っても不思議はない。
一方のFW赤崎は13試合で1ゴールと結果を出せなかった。カップ戦では存在感を発揮したが期待に応える働きが出来たと言い難い。鹿島のフォワードの層はかなり厚いので「鹿島に戻る。」という可能性は今の時点ではあまり高くない。鹿島時代にFW赤崎を重宝した石井監督が就任したばかりの大宮はストライカー不在で苦しんでいるので来シーズンのカテゴリーがJ1であれ、J2であれ、興味を示す可能性はある。