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【Jリーグ】「J1の中規模以下のクラブ」が狙うべきアタッカー (21名) (下) | | |　

■　動向に注目が集まるMF小川慶(神戸)

「豊富な資金力を手に国内外のビッグネームの獲得に乗り出すことが多いチーム」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは神戸と鳥栖の2チームである。神戸は昨オフにFWポドルスキの獲得に成功。夏にはFWハーフナー・マイクもゲットしたが、負けじと鳥栖も昨オフにMF小野裕やGK権田を獲得。開幕直後にはセリエAで活躍したFWイバルボを獲得するなどネームバリューのある選手を次々にチームに加えている。

神戸に関しては早くもMF柏木(浦和)やDF森重(FC東京)やDF松原后(清水)などが「今オフに狙っている選手」として名前が出ている。昨オフに続いて「オフの話題の中心」になりつつあるが実力者の加入によって居場所がなくなる選手や待遇の差に不満を感じてクラブに対して不信感を覚える選手が出てくることも考えられる。すでにユース出身のDF岩波(神戸)とMF小川慶(神戸)の2人は「退団濃厚」と報じられている。

複数のメディアが報じているので「根も葉もない噂」とは考えにくい。神戸にとっては一大事であるがJ1屈指のスプリント力を誇るMF小川慶に関しては複数のクラブが獲得に乗り出しており、注目選手の1人になっている。とにかくケガの多い選手なので「稼働率の低さ」がプレーヤーとしての価値を下げてきたが力があるのは間違いない。移籍の可能性があるのであればJ1の中規模以下のクラブにとっては狙い目と言える。

■　実力を発揮できなかったMFフェリペ・シウバ

神戸の選手ではMF田中順(神戸)も狙い目と言える。今の神戸はネルシーニョ監督を慕って神戸入りを決断した選手が多いので途中解任について不満を持っている選手は少なくないと思われる。MF田中順がどのように感じているのか？は分からないが今オフも神戸がビッグネームの獲得に成功した場合、余剰戦力になる可能性はある。タイプ的にFWポドルスキと重なる点が多いので移籍は十分にあり得る。

残り3試合となった時点で16位と降格圏に位置する広島はヤン・ヨンソン監督になってから4バックを採用するようになった。ずっと3バックで戦ってきたチームなので監督交代ならびにシステム変更によって難しい立場に追い込まれた選手は少なくない。4バック向きの選手があまり多くないので引き続いて来シーズンも4バックをメインに戦うのであれば大幅な血の入れ替えが行われるのは確実と考えられる。

J1の中規模以下のクラブにとって狙い目と言えるのはMFフェリペ・シウバとMF茶島の2人である。10番を託されたMFフェリペ・シウバはプレシーズンの段階で爆発。大きな期待を受けたが開幕後は鳴りを潜めた。「チームの低迷の主犯の1人」と言われるほど批判を浴びているが技術があって運動量が豊富。不運にも広島で思うような活躍ができなかったのは「様々な面で巡り合わせが悪かったから」と言える。

力的にはJ1でも十分にやれる選手だと思うので市場価値が下がったタイミングで獲得できればかなりのお買い得と言える。一方のMF茶島は2016年は22試合で3ゴールとブレイクしたが今シーズンは低調。MF森島司の台頭もあって来シーズン以降はさらに難しい立場になることが予想される。運動量が豊富でボールを受ける技術が高い。「攻撃のアクセントになれる選手」を必要としているクラブだとハマる可能性が高い。

■　出場機会には恵まれなかったが・・・。

FC東京のトップチームでは今シーズンも5試合の出場にとどまっているが韓国の五輪代表を経験したMFユ・インス(FC東京)はJ3のFC東京U-23では違いを発揮し続けている。2年間プレーしたFC東京ではチャンスが回ってこなかったので、このオフ、チームを離れる可能性は高い。FC東京U-23では18試合で8ゴールを奪っている実力者なのでJ1の中規模以下のクラブでスタメンを張れるだけの力を持っている。

J2の選手ではMFフェリペ・ガルシア(名古屋グランパス)の去就が注目される。10番を託されて新生・名古屋の攻撃の中心になることが期待されていたがJ2では20試合で4ゴールのみ。外国人枠の問題もあるので「退団濃厚」と見られている。風間サッカーにはうまく馴染めなかったが185センチの長身で得点力は高い。能力的には相当に高い選手なので環境が変わったら大きく化けるタイプだと考えられる。

J2でプレーする大卒ルーキーの中ではMF古橋(FC岐阜)はポテンシャルが高い。プロ1年目ながら40試合で6ゴール9アシストと立派な数字を残している。大卒ルーキーというとMF高井(群馬)に注目が集まっているがプロ1年目の活躍度合いは明らかにMF古橋の方が上となる。FC岐阜は「4-1-2-3」を採用しているので「3トップの左」でプレーする機会がほとんどであるがスピードがあってテクニックもある。

「J1の中規模以下のクラブの狙い目」と言えるのは・・・。

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　・MF 小川慶治朗 (ヴィッセル神戸)
　・MF 田中順也 (ヴィッセル神戸)
　・MF フェリペ・シウバ (サンフレッチェ広島)
　・MF 茶島雄介 (サンフレッチェ広島)
　・MF ユ・インス (FC東京)
　・MF フェリペ・ガルシア (名古屋グランパス)
　・MF 古橋亨梧 (FC岐阜)

　2017/11/07 　【Jリーグ】「J1の中規模以下のクラブ」が狙うべきアタッカー (21名) (上)
　2017/11/08 　【Jリーグ】「J1の中規模以下のクラブ」が狙うべきアタッカー (21名) (中)
　2017/11/08 　【Jリーグ】「J1の中規模以下のクラブ」が狙うべきアタッカー (21名) (下)

　2017/11/06 　【Jリーグ】「J1の中規模以下のクラブ」が狙うべきサイドバック (7名)
　2017/11/06 　【Jリーグ】「J1の中規模以下のクラブ」が狙うべきセンターバック (7名)
　2017/11/07 　【Jリーグ】「J1の中規模以下のクラブ」が狙うべきボランチ (7名)