■ ツインタワーは威力を発揮したが・・・。昨シーズンは5位でプレーオフに出場したが準決勝でC大阪と1対1のドロー。2010年以来のJ1復帰を逃した。2015年の17位から5位までジャンプアップさせた石丸監督は契約期間が残っていたが昨シーズン限りで途中退任。柏でコーチとしての実績を積んだ布部監督を招聘して元日本代表のDF闘莉王、ベルギー出身のFWケヴィン・オリス、年代別日本代表のMF岩崎などを獲得。顔ぶれはかなり豪華だった。
「昇格候補の一角」と言われていたが開幕7試合で1勝5敗1分けと低迷。布部監督の解任論も浮上したが8節の愛媛FC戦(H)から本格的にFW闘莉王をフォワードの位置で起用するようになるとこれが大成功。FWケヴィン・オリスとのツインタワーが京都の名物になった。FW闘莉王は29試合で15ゴールを記録。CBが本職となる選手とは思えない活躍を見せた。FW闘莉王の活躍は今シーズンのJ2のトピックスの1つである。
8節から11試合負けなしで一気に勝ち点を稼いだ。「このまま上位争いに加わっていくだろう。」と思われたが夏以降はなかなかペースが上がらずに勝ったり負けたりを繰り返した。33節の愛媛FC戦(A)が台風の影響で延期になったので消化試合数が1つだけ少なくなるが38節を終えた時点で12勝12敗13分けで勝ち点「49」。プレーオフ圏内となる6位の徳島との差は「12」。2年連続のプレーオフ出場は絶望的である。