ボランチ→ このポジションは激戦区と言えるが内山監督は1997年の早生まれで1番上の学年となるMF坂井(AFCテュビズ)をチームの中心として重宝した。キャプテンに据えるだけでなく「10番」を託して一定以上の成果を残したが大分でなかなか出場機会をつかめなかった。今夏にベルギー2部のAFCテュビズというクラブに期限付き移籍したが異国の地でどこまで出場機会を得て成長できるのか?に注目が集まる。
昨秋のU-19アジア選手権や今春のU-20W杯の本大会のときはMF市丸(G大阪)やMF原輝綺(新潟)も存在感を発揮した。司令塔型のボランチのMF市丸は基本技術が高くて冷静沈着。どんな状況になっても慌てないメンタリティが高く評価されている。市立船橋高出身のMF原輝綺が2016年の夏に行われたSBSカップで台頭してきた。高卒ルーキーながら開幕からしばらくの間、チームの中心としてJ1でも活躍した。
U-19アジア選手権の時は怪我のため途中離脱したMF神谷(湘南)、186センチとサイズに恵まれていてCBの候補にも挙げられるMF板倉(川崎F)なども定期的に代表に召集されているが決め手に欠けるのは確かである。CB編で触れた通り、「ボランチについては質も量もやや物足りない。」というのが東京世代の現状である。年上の世代になる1997年生まれや1998年生まれのボランチにスペシャルな選手はいない。