右サイドバック編→ このポジションはU-19アジア選手権のときもU-20W杯のときもレギュラーが固定されなかった。DF藤谷(神戸)、DF初瀬(G大阪)、DF柳(FC東京)、DF小島雅(仙台)、DF岩田(大分)、DF古賀(柏U-18)の6人が内山JAPANで結構な出場機会を得ているが、内山JAPANでのトータルの出場時間はDF藤谷が2,223分で最多。2番目は左SBもこなすDF初瀬で903分、3番目はCBもこなすDF柳で801分となる。
4番目はDF小島雅で608分、5番目はDF岩田で560分、6番目はDF古賀で491分と続いていくので、出場時間を見るとDF藤谷が頭1つ抜け出ている。DF高橋峻がケガで離脱している時期にJ1の舞台でも多くの出場機会を得ているDF藤谷は突出したスピードを持った右SBである。サイドを駆け上がったときの迫力は満点。サイドをぶっちぎることができる驚異のスピードを持っている点が彼の最大の魅力と言える。
やはり、ポテンシャルや将来性という点では「東京世代の右SBの中では1997年生まれのDF藤谷と2000年生まれのDF菅原(名古屋U18)の2人が抜けている。」と言える。リオ世代にはここまでのポテンシャルを持った右SBはいなかった。どちらの選手も「(右SBとしては)数年に1人レベルのタレント」である。この2人がこのまま順調に成長すれば右サイドからの攻撃は「森保JAPAN」の大きな武器になるだろう。
U-17W杯に出場している森山JAPANの主力中の主力であるDF菅原はマルチプレーヤーとしても知られている。森山JAPANでは本来の右SBだけでなく、CBや左SBやボランチでも起用されている。179センチなので日本人のSBとしてはサイズに恵まれている点も1つの武器となる。U-17W杯で活躍して存在をアピールすることができれば(東京世代の中では1番下の学年になるが)早期の五輪代表入りも見えてくる。