■ 攻撃的なサッカーで旋風を巻き起こす。Jリーグ2年目の1994年に初昇格を果たしたベルマーレ平塚は攻撃的なサッカーで旋風を巻き起こした。1stステージは失点数が非常に多くて12チーム中11位と低迷したが2ndステージは17勝5敗のヴェルディ川崎に次いで2位となる16勝6敗。22試合で48得点/26失点と素晴らしい成績を残した。翌1995年には韮崎高出身のMF中田英が加入。この年はアジアカップウィナーズカップで優勝。アジアを制覇した。
その後、経営難が発覚。1999年にJ2に降格すると以降はずっとJ2でも低迷した。昇格争いにすら絡めないシーズンも多かったが菅野将晃監督が就任すると徐々に戦力が整ってきた。反町監督が就任した2009年のJ2で3位になって「11年ぶりのJ1復帰」を果たすと、曹貴裁監督が就任した2012年もJ2で2位になって「J1復帰」を果たした。2015年には目標だった「J1残留」を達成。着実にクラブは前進している。
ベルマーレの歴代ベストイレブンを考えるときは古前田監督が率いた草創期の選手と曹貴裁監督が育てた最近の選手が中心になる。オートマチックチョイスと言えるのはMF坂本紘、MFベッチーニョ、MFアジエル、MF中田英、MF永木、DF遠藤航、FW野口、DF名良橋の8人。過去を振り返ってみると日本代表で活躍した選手が多くて、「この選手は絶対に歴代のベストイレブンから外せない。」という選手はたくさんいる。