横浜Fマリノス なし→ オフ期間中は選手とフロントの間のゴタゴタ劇が大きな話題になった名門の横浜FMだったが開幕2連勝。開幕の浦和戦(H)で劇的な逆転勝利を飾ることができたのは非常に大きかった。8節から3連敗を喫するなど下り坂に入った時期もあったが13節から5連勝。ここ8試合では6勝2分けと一気に勝ち点を積み上げた。18節を終えた時点で首位のC大阪との差が「5」のみ。10勝5敗3分けで勝ち点「33」を稼いでいる。
開幕前は「降格候補の1つ」と言われていたが降格圏の16位の大宮との差は「18」。下位チームのことを気にする必要は全くない。久しぶりにJ1の優勝争いに絡んでいるのでサポーターの期待は膨らんでいるが前半戦は十分な結果を残していることもあって夏の移籍市場ではおとなしい動きに終始している。これまでに決まったのはMF中島賢(→FC岐阜)とFW仲川(→福岡)をいずれも期限付き移籍で貸し出したのみ。
両選手とも前半戦は出場機会に恵まれなかったので経験を積むために他クラブに貸し出すのは賢明な選択と言える。MF中島賢は若くてテクニックのある選手なので大木監督のサッカーとの相性は良さそうだ。FW仲川は昨シーズンに続いてシーズン途中でJ2のクラブに期限付き移籍することになったが突出したアジリティを持った選手なので層の厚い福岡の攻撃陣の中でも存在感を発揮できる可能性を秘めている。