徳島ヴォルティス→ スペイン出身のリカルド・ロドリゲス監督が就任した徳島はシーズン序盤にコンビネーションサッカーで旋風を巻き起こした。昨シーズンまでは「堅いサッカー」を見せることが多かったが「ボールも人も動くサッカー」を志向するようになった。開幕5試合は4勝1敗。ロケットスタートに成功したが6節以降は3勝4敗6分けとブレーキがかかった。18節を終えた時点では7勝5敗6分けで勝ち点「27」。10位に位置する。
18試合で21得点/18失点。得点数は13位タイ、失点数は8位となる。得点数が伸び悩んでいるのがブレーキがかかった最大の理由と言える。90分あたりのシュート数は11.28本。これは千葉→福岡に次いでJ2では3番目。シュートチャンスを作る機会は多いが「1ゴールを奪うのに必要なシュート数」は9.67本。これは山口→金沢→讃岐に次いでワースト4位となる。決定力不足に泣く試合が非常に多くなっている。
スタッツを見るとボール支配率は4位、パス数は7位、クロス数は13位、ドリブル数は1位、30mライン進入回数は4位となる。ドリブルが多いのはかなり意外と言える。突出したドリブラーはいないが、FW渡、FW島屋、FW山崎凌、MF杉本太、MF前川などはある程度は自分で仕掛けることが出来るので地味に数字を伸ばしていることが想像できる。枠内シュート数は4位なので「枠内に飛ぶ確率」が低いわけではない。