■ 前代未聞の出来事ACLのラウンド16の浦和 vs 済州(@埼玉スタジアム)で起きた騒動はサッカーファン以外も巻き込んで未だに沈静化される気配はない。幸いにして相手の3番から不意打ちでエルボーを食らったMF阿部勇も試合後に3番や5番や13番や37番などに追いかけまわされたDF槙野も怪我等を負うことは無かったようだが、特にMF阿部勇へのエルボーに関しては「大きな怪我に発展しても不思議はない状況だった。」と言える。
当然のことながら、MF阿部勇に走りながらエルボーを食わらせた3番は一発レッドで退場となった。記録を見ると延長戦の後半17分にレッドカードが提示されているが、彼は控え選手としてピッチ外から試合を観ていた選手なので済州にとって実害はほぼ無かった。後半36分に済州側に退場者が出たのですでに11人対10人の状況だったが、3番にレッドカードが出された後も変わらず11人対10人で試合は続いた。
すでに浦和は交代枠を3つとも使い切っていたので仮にエルボーが原因でMF阿部勇がプレー続行不可となった場合、10人対10人の戦いになるので済州側が大きな利益を得る。とんでもなく大きな影響を及ぼす可能性があった行為だったことは改めて指摘しておく必要がある。「控え選手がピッチ上に乱入して相手選手に暴力をふるう。」という状況を目にするのは初めてだったが、厳しい処分が下されるべきである。