■ U-20W杯で2トップを組む可能性が高い2人「怪我等のアクシデントが無ければ)まもなく開幕するU-20W杯に出場する日本代表に選出されるのは確実」と言えるFW小川航(磐田)とFW岩崎(京都)の2人は当然のことながら将来が楽しみなストライカーである。桐光学園高から磐田に進んだFW小川航は鳴り物入りでプロの世界に進んだがプロ1年目はJ1で出場機会なし。苦いシーズンになったが内山JAPANでは絶対的なエースとしてアジア制覇の立役者の1人になった。
昨秋に行われたU-19アジア選手権のときはFW小川航と2トップを組むことが多かったFW岩崎(京都)はここに来て京都でレギュラーを確保しつつある。先の大分戦(A)では1ゴール1アシストの活躍。プロ初ゴールを記録した。Jリーグの中でもトップクラスのスピードを持っており、ゴール前ではアクロバティックな動きでゴールを決めることが出来る。今、最も有望視される日本人の若手ストライカーと言える。
U-20W杯ではFW小川航とFW岩崎の2人が内山JAPANの2トップを形成する可能性が高いが、183センチのFW小川航は「(日本人の中では)数年に一度レベルのCF」と言える。国際試合でも通用するCFになることが期待される。FW岩崎は171センチなのでサイズには恵まれていないがストライカーとしての資質はFW小川航に負けていない。高校の部活で育った2人が上位進出を目指す内山JAPANのキーマンと言える。
■ ポスト・豊田として期待を集めるFW田川(鳥栖)鳥栖がJ1に初昇格した2012年から2016年までの5年間でJ1通算162試合で83ゴールを挙げているFW豊田(鳥栖)は「Jリーグを代表するストライカー」と言える。日本代表としても8試合で1ゴールを挙げているが1985年4月11日生まれなので32歳になった。そろそろ衰えが見え始めてもおかしくない年齢に差し掛かっているが「ポスト・豊田」として大きな期待を受けているのが高卒ルーキーのFW田川(鳥栖)である。
2年後の2019年に行われるU-20W杯を目指すU-18日本代表の攻撃の中心的な存在になっており、世代を代表するストライカーと言えるが、高卒1年目の早い段階からJ1で出場機会を得ており、4月8日(土)に行われたJ1の6節の新潟戦(H)では後半の終了間際にJ1初ゴールをマークした。MF鎌田からのスルーパスを受けて持ち前のスピードを駆使してぶっちぎって最後は得意の左足で決めたファインゴールだった。
鳥栖の下部組織出身ということもあってクラブの期待は大きい。公称は181センチ/70キロ。185センチ/79キロのFW豊田と比べるとサイズは一回り小さい。プレースタイルも空中戦の強さが最大の武器となるFW豊田とは違ってFW田川はスピードを生かしたプレーが特徴。ストライカーとしての系統は少し異なるが相当なポテンシャルを秘めたストライカーであることは間違いない。左利きというのも大きな武器となる。
■ スピードスターのFW前田大(水戸)ここに来てJ2の舞台で大きな存在感を発揮しているのが高卒2年目のFW前田大(水戸)である。昨オフに松本山雅から水戸に期限付き移籍。ここまで7試合で3ゴールを記録しているが、最大の武器は驚異のスピードである。レンタル元の松本山雅の反町監督は「浅野2世」と表現したほどのスピードスターである。「スピードスター」もいくつかのタイプに分けられるがFW前田大は一歩目から速い。加速力が並外れている。
単純なスピードではJリーグの中でも屈指と言えるが、その上、ゴールへ向かう意識が高くてシュート意識が高い点も大きな武器となる。技術もまずまず高いのでスピードでぶっちぎってから自らシュートチャンスを作り出すことが出来る。FW林陵平との2トップはJ2では上位クラス。1997年生まれなので東京世代となるが、今後、東京世代の秘密兵器的な存在としてクローズアップされるのは間違いないところである。
1995年生まれのFWジョン・チュングン(横浜FC)も相当なポテンシャルを秘めている。FWイバという絶対的なストライカーがいて、なおかつ、FW三浦知、FW津田、FW大久保哲哉と横浜FCには実績のあるストライカーが目白押しなのでサイドハーフでプレーする機会も多いが最前線でプレーした方が生きるタイプであることは確かである。フランスのナントでプレーした経験があるが高さとスピードを兼ね備えている。
■ 復興支援マッチで躍動したFWグスタボ(熊本)東京世代の選手では内山JAPANの常連であるFW岸本(C大阪)も可能性を秘めた選手である。内山JAPANのフォワードの通算成績は37試合で25ゴールを挙げているFW小川航(磐田)が図抜けているが、FW岸本(C大阪)は28試合で13ゴールを挙げており、ゴール数は内山JAPANの中では2番目。31試合で11ゴールのFW岩崎(京都)よりもコンスタントにゴールを決めている。馬力があってゴールへ向かう意欲が強い。
FW岸本は現時点ではC大阪U-23が主戦場になっているが、C大阪U-23でFW岸本と2トップを組むFW山根永(C大阪)も期待したいストライカーである。柏などで活躍した山根巌さんが父親になる。レノファ山口でコーチを務めている父親から受け継いだサッカーセンスは本物。広島ユースでゴールを量産してC大阪でトップチーム昇格を果たしたが相当なスピードを持っており、強いメンタリティも大きな武器となる。
外国人選手では1996年生まれのFWグスタボ(熊本)がここに来て赤丸急上昇。「熊本地震から約1年」ということで復興支援マッチとして開催されたJ2の第8節の松本山雅戦(H)でJリーグ初ゴールを記録したが、この試合で特大のインパクトを残した。名古屋時代から「ポテンシャルは物凄いものがある。」と評判だったが、圧倒的なフィジカルを生かした迫力ある突破と強烈なシュートで大観衆の度肝を抜いた。
昨シーズンはJ1ではFW鈴木優(鹿島)、J2ではFW永井龍(当時:長崎)やFW杉本健(C大阪)やFW北川(清水)などがブレイクしたが、ゴール前付近で仕事のできる選手の出現はJリーグや日本代表がさらに盛り上がるためには不可欠である。すでに名前を挙げた選手以外では大卒2年目のFW呉屋(G大阪)やFW澤上(C大阪)、大卒ルーキーのFW大野耀(京都)やFW丹羽(愛媛FC)なども将来が楽しみなストライカーと言える。
将来が楽しみな若手ストライカーというと・・・。 FW 小川航基 (ジュビロ磐田)
FW 岩崎悠人 (京都サンガ)
FW 田川亨介 (サガン鳥栖)
FW 前田大然 (水戸ホーリーホック)
FW ジョン・チュングン(横浜FC)
FW 岸本武流 (セレッソ大阪)
FW 山根永遠 (セレッソ大阪)
FW グスタボ (ロアッソ熊本)
FW 呉屋大翔 (ガンバ大阪)
FW 澤上竜二 (セレッソ大阪)
FW 大野耀平 (京都サンガ)
FW 垣田裕暉 (ツエーゲン金沢)
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