■ 持ち直して来た町田ゼルビア4月15日(土)に行われたJ2の第8節の町田ゼルビア vs 横浜FCの試合は1対0でホームの町田が勝利した。怪我の影響でエースのFW鈴木孝を開幕から欠く状態が続いている町田は開幕6試合を終えた時点で1勝2敗3分けと苦しんでいた。出だしで躓いたが、7節の福岡戦(A)は0対1とリードされた中、後半42分と後半45分と後半50分にFW中島裕が3連続ゴールを決めて3対1で勝利。劇的な形で勝ち点「3」を獲得した。
この試合は町田のCBのDF増田が後半25分に2枚目のイエローカードを受けて退場。1点ビハインドの中、数的不利となる絶対絶命の状況だったが、ベテランのFW中島裕が奮起した。わずか8分ほどでハットトリック達成したことになるが、神がかり的な活躍だったと言える。7節の福岡戦(A)の勝利が今シーズン2勝目で、8節の横浜FC戦(H)の勝利が今シーズン3勝目。2連勝したことで順位も11位まで上がって来た。
結局、8節を終えた時点で3勝2敗3分けなのでまずまずの成績と言える。近年はJ3からの昇格組が1年目のJ2で旋風を巻き起こすケースが増えている。2015年は金沢が躍進して、2016年は山口と町田が奮闘した。大きなインパクトを残したが、やはり、J2の世界は甘くはない。2016年は昇格2年目の金沢が下位に低迷。21位で入替戦に回った。今シーズンは山口がここまで21位。苦しんでいるが町田は持ち直して来た。