■ 突出したアタッカー育成力を誇るセレッソ大阪「アタッカーを育てるのが上手いクラブ」というと何と言ってもC大阪である。フランスW杯と日韓W杯を経験したクラブのレジェンドであるMF森島から始まってMF香川、MF乾、MF清武、MFキム・ボギョンなどを欧州でプレーできるレベルに育てた実績は頭1つ抜けている。また、怪我の影響もあって伸び悩んでいたMF家長やブレイクしきれなかったMF倉田が復活 or 飛躍したのもクルピ体制のC大阪だった。
最近はFW柿谷、FW杉本健、FW南野、FW岸本とストライカー系の選手が目立つようになってきたがそれでもMF中島元、MF鈴木冬、MF谷本など年代別代表ではC大阪U-18のアタッカーが活躍している。クラブの象徴である「8番」はレジェンドナンバーになったが初代の8番である元日本代表のMF森島は全ての関係者ならびにサポーターがリスペクトするC大阪の最重要人物としてこれからも象徴であり続けるだろう。
C大阪からこれだけ有望なアタッカーが絶え間なく出てくるのは「お客さんを集めることができるのはアタッカーだ。」という考えの下、フロントが華麗なテクニックと高度な技術を持ったアタッカーを積極的に集めてきたことが最大の理由と言える。『彼らのプレーを観た子供たちがC大阪に憧れて有望株が下部組織に集まって来る。』→『何年か後に彼らがトップチームで活躍する。』というサイクルが出来つつある。