■ 最下位からのスタートとなったザスパクサツ群馬J2の開幕戦は2月26日(日)に行われた。11試合の中で引き分けに終わったのはFC岐阜 vs 山口の1試合のみ。8試合は1点差ゲームで、名古屋 vs 岡山は2対0でホームの名古屋が勝利。長崎 vs 群馬は何と4対0でホームの長崎が大勝した。ホームチームは6勝、アウェイチームは4勝。ホーム側から見ると6勝4敗1分けとなる。4点勝ちの長崎が首位スタートとなった一方で、4点差負けの群馬は最下位からのスタートとなった。
今オフの長崎は経営的な問題が表面化してフロントが大きな批判を浴びた。ネガティブな空気が漂っていたので嫌な空気を払拭する上で大きな勝利となった。4ゴールとも相手の致命的なミスがきっかけだったので「長崎が試合を支配してたくさんのチャンスを作って4ゴールを奪った。」という展開ではなかったのは確かであるが、どんな形にせよ、開幕戦での4点差勝利というのはポジティブになれる結果である。
17ゴールを挙げたエースのMF永井龍が名古屋に引き抜かれたので誰が得点源になるのか?が注目されているが、スペイン出身のFWファンマがデビュー戦でJリーグ初ゴールを記録した。前半47分に相手キーパーのキャッチミスを見逃さずにしっかりとゴールに結びつけたが、インパクトが大きかったのは前半40分のドリブル突破からの決定機。このシーンはキーパーの好セーブに阻まれたが迫力のある突破だった。