■ 「死のグループ」に入った浦和レッズ2017年のACLのGLが開幕。「死のグループ」と呼ばれるF組に入った浦和レッズはアウェイでウェスタン・シドニー・ワンダラーズと対戦した。AリーグのWシドニーは2014年のACLを制覇している。チームを率いるのはサンフレッチェ広島でプレーした経験のあるトニー・ポポヴィッチ監督。川崎FやC大阪などでプレーした野洲高出身のMF楠神は昨夏に鳥栖からWシドニーに移籍して結構な存在感を発揮している。
浦和は「3-4-2-1」。GK西川。DF森脇、遠藤航、槙野。MF青木拓、阿部勇、関根貴、宇賀神、李忠成、武藤雄。FW興梠。ゼロックスの鹿島戦から中2日というハードスケジュールになるがゼロックスはベンチ外だったDF槙野がスタメン出場。MF柏木は引き続いてベンチ外となった。今オフ、FWラファエル・シルバなど多くの有力選手を獲得したがスタメン11人は全て昨シーズンから浦和でプレーしている選手になった。
■ 予想外の圧勝で白星スタート2014年のACL王者 vs 2007年のACL王者という対戦カードになったが試合はアウェイの浦和が優勢。右WBのMF関根貴、左WBのMF宇賀神のサイドアタックからチャンスを作っていく。「4-2-3-1」を採用するWシドニーは右SHでプレーするMF楠神のところからいくつか面白いシーンを作ったがなかなかシュートチャンスまで持ち込めない。前半は0対0で折り返したが浦和が主導権を握る時間帯が長かった。
0対0で迎えた後半11分に浦和のMF李忠成が中央をドリブルで突破すると裏に飛び出したFW興梠に絶妙のラストパス。勢い良く飛び込んできたFW興梠が豪快に決めて浦和が先制に成功する。さらに後半13分にはMF青木拓のパスを起点にFW興梠がダイレクトで裏のスペースに浮き球のパスを送るとMF李忠成が合わせて貴重な追加点のゴールを決めた。FW興梠とMF李忠成はともに1ゴール1アシストの活躍だった。
さらに後半23分にはCKからCBのDF槙野が決めて3点目。そして後半41分には途中出場したMF矢島慎のパスを受けた新加入のFWラファエル・シルバが決めて4点目を奪った。怪我で出遅れていたFWラファエル・シルバは浦和でのデビュー戦でゴールを奪った。結局、4対0でアウェイの浦和が圧勝。浦和はアウェイの地でこれ以上ないほどの好スタートを切った。2節はホームでKリーグのFCソウルと対戦する。