※ 2016年12月24日の時点。
FC東京 ・・・ ビッグネーム補強は成功するか?→ 2015年は4位でACLの出場権を獲得するなど好成績を残した。守備を重視したフィッカデンティ監督が退任して城福監督が復帰。昨オフはDF駒野(磐田)、MF水沼(鳥栖)、MF阿部拓(甲府)に加えて手倉森JAPANで活躍したDF室屋(明治大)の加入も決定。G大阪・広島・浦和・鹿島・川崎Fと並んで優勝候補の一角と言われたが怪我人の多さに悩まされた。篠田監督になって盛り返したが9位と期待を裏切った。
チームを立て直した篠田監督の続投が決定。早々にFW大久保(川崎F)の加入が内定するなど移籍市場の中心的な存在になっている。天皇杯で準々決勝まで勝ち残っていたこともあって退団や加入が正式に発表されていない話がほとんどになるが、MF永井謙(名古屋)の加入は確定。GK林彰洋(鳥栖)の加入は決定的。FW大久保、MF永井謙、GK林彰洋が加わるので「補強の派手さ」ではJ1でトップクラスと言える。
大きいのはGK林彰洋(鳥栖)である。昨オフにGK権田がSVホルンに期限付き移籍して今シーズンはGK秋元がゴールを守ったが日本代表クラスのGK権田と比べると見劣りしたのは確かである。もちろん、GK秋元はJリーグでプレーする日本人キーパーの中では10本の指に入ってくる可能性もある安定感のあるキーパーであるが代表クラスのキーパーとは差がある。GK林彰洋を獲得できるとかなりの戦力アップになる。
秋以降はFW前田遼、MF河野、MF中島翔、MF東慶悟らが中心になって躍動感のあるサッカーを見せた。FW大久保は実績のあるストライカーなのでチームをワンランク上のステージに導く可能性がある。今シーズンの終盤の顔ぶれにFW大久保を加えるだけであれば機能する可能性は高いと思うが、FW大久保とMF永井謙とMFムリキを併用して機能させるのはかなり大変である。ぎくしゃくする可能性の方が高い。
多くの人が指摘する通りで「獲得した選手の名前は豪華なのに・・・。」というチームになる可能性の方が現時点では高いのではないか?と考えられる。今シーズンは出場機会に恵まれなかったがチームが困ったときに手助けができるMF高橋秀(→神戸?)とMF水沼(→C大阪)が抜ける可能性が高い点も気になるところである。メンバー的にはかなり豪華。華やかさはアップするが脆いチームになりそうな印象である。