10位 : DF 菅沼駿哉 (京都サンガ)→ 瞬間湯沸かし器的な性格。試合中に熱くやりやすいのは玉に瑕と言えるが、熱いプレーでチームメイトを鼓舞するファイタータイプのCB。京都はリーグで4番目となる失点の少なさなので守備陣の頑張りがプレーオフの出場権を獲得できた大きな理由と言えるが37試合に出場しているDF菅沼の貢献度は高かった。なかなかパートナーが固定されなかったが万能型のCBなのでどんな選手と組んでも問題は生じない。
9位 : DF 山下達也 (セレッソ大阪)→ 今シーズンのC大阪はCBが弱点になった。開幕前の時点から「CBが弱点」と言われていたが、夏の移籍市場でもCBは獲得せず。最終的には3バックにシステムを変更することになった。40試合で45失点というのはリーグ9位。失点の多さが自動昇格を逃した一番の理由であり、今オフの最大の補強ポイントと言えるが、DF山下は守備の要として活躍。彼がいなかったらもっと酷いことになっていただろう。
8位 : DF 林堂眞 (愛媛FC)→ 178センチなのでCBとしてはサイズが不足しているが体の強さを生かしたタイトな守備が持ち味の1つ。最大の武器は何と言っても攻撃力。積極的に攻撃に参加するタイプというよりは後方からの組み立てでチームに貢献するタイプと言える。パス本数ならびに前方へのパス数がJ2全体でもトップクラス。ビルドアップ能力に関してはJ2屈指のCBと言える。いいところで点を取る勝負強さも今シーズンは光った。
7位 : DF 竹田忠嗣 (ファジアーノ岡山)→ もともとは3バックの中央でプレーするリベロ系のCBだったが、2015年にDF岩政が加入してからは不慣れな左ストッパーがメインポジションになった。178センチ/70キロなのでCBとしてはサイズに恵まれていないが、持ち味である読みの鋭さを生かしたカバーリング能力の高さはJ2屈指。ボランチもこなせる選手なのでビルドアップの部分での貢献度も高い。「ポジショニングの良さ」と「安定感」が光る。