■ メダル獲得が期待される東京五輪4年後に迫った東京五輪は2020年7月24日に開幕して8月9日に閉会式が行われる予定になっているので「ちょうど4年後の今日」に閉会式が行われることになる。ブエノスアイレスでで行われたIOC総会で東京開催に決まったのは2013年9月7日だったので約3年前のこと。あっという間に3年が経過しているので同じようにあっという間に東京五輪の1年前になって、あっという間に開会式を迎えることになるだろう。
リオ五輪の男子サッカーはGLの2試合目が行われているが(リオ五輪で手倉森JAPANがどういう結果になろうとも)4年後の東京五輪ではメダル獲得が期待される。女子のなでしこジャパンはリオ五輪出場を逃したが今度は自国開催なので無条件で大会に出場することができる。男子は1968年のメキシコ五輪以来、女子は2012年のロンドン五輪の以来のメダル獲得は大きな目標であり、ノルマとも言える。
手倉森JAPANは今年の1月に行われたU-23アジア選手権を勝ち上がる過程で選手たちが大きく成長してチーム力をアップさせることに成功したが、東京五輪のときは五輪予選を兼ねたU-23アジア選手権には参加するのは間違いないが「どういう結果であっても五輪の本大会には出場できる。」という状態で大会に臨むことになる。U-23アジア選手権で手倉森JAPANと同じようなヒリヒリした経験を積むのは難しい。
「出場権を確保している。」というのは長期的な視野で強化を進めることが出来るというメリットがあるが「生きるか死ぬかの真剣勝負の場を経験できなくなる。」というデメリットもある。これまで以上にサッカー協会のマッチメイクが重要になってくるが、自国開催で気候等に慣れているというのは大きなメリットであり、全試合でサポーターの大バックアップを受けることが出来るというのも大きなメリットである。
■ ふさわしいオーバーエイジとはどんなタイプの選手か?他にも組み合わせ抽選会の時にシードされるので「欧州や南米の強豪国と同組になる確率が低くなる。」というのもメリットで、「開催国があっさり負けてしまうと大会が盛り上がらなくなるので楽な組に入れるように裏で誰かが組み合わせを捜査しているので開催国はイージーなグループに入ることができる。」というウソかホントか分かりにくい噂はW杯の組み合わせ抽選会のときは毎度のように流されている。
諸条件に恵まれているので男女ともにメダル獲得が大いに期待されるが、「男子の場合はオーバーエイジを誰にするのか?」で次の東京五輪のときも大いに揉めることになるだろう。ただ、これまでとの大きな違いは自国開催であるという点である。今回のリオ五輪ではFWネイマールがオーバーエイジで参加しているが「自国開催なのでどうしても○○を招集したい。」となると所属クラブも強く拒否するのは難しくなる。
今回のリオ五輪はFW興梠(浦和)、DF藤春(G大阪)、DF塩谷(広島)の3人がオーバーエイジで選出されたが、オーバーエイジの候補として望ましい条件としては
「手倉森JAPANのオーバーエイジ枠は誰になるのか?」を考える。有力候補は柴崎岳・武藤嘉紀・宇佐美貴史あたりか。のエントリーで記述しているとおりで、
・年齢的に五輪代表の選手と近いこと。
・フル代表クラスの実力を持っていること。
・明確なプラスアルファを生み出すことができること。
の3つを挙げることができる。さらには
・欧州リーグやW杯や五輪などで十分な国際経験を積んでいること。
というのも条件に入れておく必要があるだろう。言うまでもなく、オーバーエイジの選手は助っ人であり、クラブ側に無理を言って五輪に参加してもらっているのである意味では特別な存在である。仮に大会期間中のパフォーマンスが悪かったとしても簡単にはレギュラーからは外しにくい。自国開催でメダルを狙うためには「オーバーエイジの選手が足を引っ張る。」という事態になることは避けたいところである。