ヴィッセル神戸→ 名将のネルシーニョ監督が就任して2年目となる神戸はタイトル獲得を目指しているが1stステージの16節が終了した時点で5勝6敗5分け。負けが先行している。直近の6試合は勝ちなし。川崎Fや広島や鹿島など上位候補との対戦が多かったことも関係しているが1stステージの終盤に入ってから勝ち点が伸び悩んでいる。勝ち点が停滞したことで「残留争い」が気になるポジションまで下がってきている。
ただし、「内容が悪くなっている。」というよりは「決定機を作っているのに(両フォワードが)決められない。」というのが勝てていない根本の理由である。ここに来てFWレアンドロとFWペドロ・ジュニオールの2人がキーパーとの1対1を含めた大チャンスで決められないシーンが目立っている。ともに動き自体は悪くないのでちょっとした感覚のズレだと思うが勝ち点を取りこぼすようになった一番の理由と言える。
ここ数試合は結果を出せていないがそれでも1stステージにおけるFWレアンドロとFWペドロ・ジュニオールの活躍は見事だった。特に2015年は13試合で1ゴール1アシストと期待を大きく裏切ったFWペドロ・ジュニオールが復活したのは大きかった。2トップの一角で起用されるケースが多くなっているがやはりゴール前で仕事ができる怖い選手である。アシスト数が多いのが今シーズンのプレーの特徴と言える。