■ 辛口解説の真意辛口解説でおなじみのセルジオ越後氏。彼の辛口発言がどこまで本心なのかは、測りかねることが部分も多いが、依然として影響力のある人物であり、彼の発言をそのまま真に受けてしまう人が多いのも、また、事実である。
以下は、日刊スポーツで連載されている「ちゃんとサッカーしなさい」のコラムであるが、首を傾げざる得ない部分が、少なくない。
質が毎年落ちている、日本の将来が心配だ (高校サッカー選手権決勝)相手がヒドい…その相手に横パスばかり (キリンチャレンジ杯 vs ペルー)厳しさないから魅力もない (キリンカップ メンバー選考に関して)W杯より強くなっていない (キリンカップ vs コロンビア)少なすぎる攻撃のバリエーション (アジアカップ vs カタール)10人相手に失点、後半反省を (アジアカップ vs UAE)■ 求められるバランス感覚と自己判断能力ドイツW杯前は、確かに、根拠の乏しい楽観論も多かった。そして、その反動かもしれないが、ドイツW杯以後は、過剰な悲観論が、(セルジオ越後氏に限らず、)目に付く。
だが、ドイツW杯を終えた今は、「出来ないこと」「よくなかったこと」を確認すること(認識すること)も大事だが、「出来たこと」「よかったこと」を確認すること(認識すること)も、同じくらい重要である。現状を把握するためには、どちらにも偏らない的確な分析が求められる。
下記のリンク先は、セルジオ越後氏が、上記のコラムを連載している日刊スポーツに寄せられた、読者の声である。日刊スポーツの編集者の印象操作であることを願う。そうでないならば、悲しすぎる。
UAE戦に厳しい声「巻はいたのか?」セルジオ越後 (セルジオ・えちご)0653 2007/07/16
セルジオ越後を憂う。0875 2007/12/16
オシムジャパンを殺したのはセルジオ越後か?1904 2009/12/11
日本のサッカー解説者(25名)を勝手に評価する (2009年版)2043 2010/06/14
【W杯:スロベニア×アルジェリア】 不満足なテレビ朝日の中継2118 2010/09/17
セルジオ越後氏のコラムへの違和感
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セルジオさんは問題点を出す役割の人でいいんじゃないでしょうか。皆が合格点をあげても、そこで満足してんじゃねぇ!こんなもんじゃねぇ!まだ納得してねぇぞ!って試合中のドゥンガみたいな感じで。
頑固親父みたいな感じで。
ただ安易なスポーツ新聞みたいなツッコミは必要ないですが。
ジーコのときはよいしょ記事の中でもセルジオの辛口意見は浮かれる状況を抑えるようだったが、最近の記事はあら捜しにしか見えない。同じ質問をオシムにしてみろよ!だったらアンタが代表監督やれば!といいたくなりますね。
>>> nkさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
セルジオ氏であれば、いい部分も、よく分かっていると思うのですが、それを隠して批判だけをするので印象が悪くなってしまいます。
スポーツ新聞を読んでいる人というのは、ある程度、サッカーに関心のある人だとは思うのですが、それでも、こういう具合ですから、根は深いですね。
じじさんの記事をいつも楽しみにしています。
セルジオ越後は批判のための批判になってしまっていますよね。
前の2試合に関しても、ただ得点が取れないなどと言うのではなく、リスクマネージメントについて批判されるべき点はあったと思います。そしてそういうことが語れるほど日本は大人になりつつあると思いますが、評論家ほうはまだまだ子供のままのようです。
代表への批判はジャーナリズムの役割ですが、巻やオシムに対する正当な評価を日刊の読者のような人たちに啓蒙するのも同じくらい大事はずです。
これからも応援しています。
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