■ J1の18クラブの顔ぶれが決定!!!J1からJ2に降格したのは松本山雅・清水・山形の3チームで、大宮・磐田・福岡の3チームがJ2からJ1に昇格することが決まった。24年目となる2016年のJ1の18チームの顔ぶれが決定したが、最大の注目クラブに挙げられるのはサガン鳥栖。ブンデスリーガで抜群の実績を誇るマガト監督の就任が確実な情勢になっている。世界的に名の知れた指導者がJリーグのクラブの監督に就任するケースはそれほど多くない。
マガト監督の年俸に関しては日本では「1億円以上」という報道があったが、ドイツ紙では「税抜きで推定250万ユーロ(約3億3500万円)」と報じられている。鳥栖は今オフに新たに大口スポンサーと契約を結ぶ見通しで、資金的な余裕が出来たため世界的な大物監督にアプローチすることが可能になったと言われている。正式には決まっていないが、2016年のJ1の最大の見所の1つになることは間違いない。
報道どおりに3億円を超える年俸であるならば相当なリスクを負っている。2014年にC大阪がFWフォルランを獲得した時と比べても「リスクが高い。」という印象を受けるが、クラブとしてのチャレンジ精神は大いに買える。当然、何をするにしても一定以上のリスクが伴うのは避けられない。昨今のJリーグは「各クラブがリスクを冒すことを過度に警戒しすぎて注目度や人気が停滞する。」という状態に陥っている。
「現状維持では後退するばかりである。」という言葉もある。鳥栖はマガト監督を招聘することで一躍、J1の中でも注目を集めるクラブの1つになった。マガト監督はブンデスリーガで結果を残してきただけでなく、特異なキャラクターでも注目を集めてきた指導者なのでキャンプ期間中から言動に大きな注目が集まるのは間違いないところ。どんなチームを作るのか?どんなサッカーをするのか?など興味は尽きない。