◆ 初のJ1は16位。「J2降格」が決定・・・。2012年にJ2に初昇格した松本山雅は初年度が12位で、2年目の2013年が7位で、3年目の2014年は2位。わずか3年で「J1昇格」を果たした。北信越リーグ1部に在籍していた2006年以降の観客動員数はほぼ毎年アップしており右肩上がりで突っ走ってきたが、J1初年度は7勝20敗7分けで勝ち点「28」。15位の新潟との差は「6」。目標だった「J1残留」を果たすことはできなかった。1年限りで「J2降格」となった。
2ndステージはあと少しのところで勝ち点を取りこぼす試合がいくつもあった。10節の湘南戦(A)は後半46分にFW藤田祥に同点ゴールを食らってドロー。続く11節のG大阪戦(H)も同様に後半48分にMF倉田に同点ゴールを食らってドロー。2試合連続でアディショナルタイムに追いつかれて勝ち点「2」を取りこぼすと、15節の鳥栖戦(H)と16節の神戸戦(A)はいずれも後半の終盤まで1対0とリードしながら逆転負けを喫した。
「試合の終わらせ方」に大きな課題を残したが、本当にもったいない試合が多かった。湘南戦(A)あるいはG大阪戦(H)のどちらか片方でも逃げ切りに成功して勝ち点「3」を上積みしていたらその後の戦い方は全然変わってきたと思うが逃げ切ることはできず。エネルギーを持って攻め込んでくるチームを相手にゴールを許さずに逃げ切るのは決して簡単なことではないが、悔いの残る試合が非常に多かったのは確かである。