12位: DF 養父雄仁 (ロアッソ熊本)
→ 昨シーズンまでは中盤でプレーすることが多かったが、今シーズンの途中から右SBにコンバートされた。左SBのレギュラーだったDF片山奨が怪我で長期離脱して左右のSBの層が薄くなったことが大きく関係しているが、しっかりとボールを受けて捌くことが出来るDF養父がSBに入るようになってチーム全体が落ち着いた。直接的にゴールに絡むシーンは少ないが、距離の出るロングスローも武器としている。
11位: DF 市村篤司 (横浜FC)
→ 熊本時代からタイミングのいい攻撃参加を武器に「J2有数の右SB」と評価されていたDF市村。今年の11月で31歳になるが、攻守両面に渡る貢献度の高さは相変わらず。攻撃参加した時に最終局面で気の利いたプレーができるのも特徴の1つで攻撃に厚みを加えることが出来る。横浜FCはまさかまさかの8連敗で大失速したが、DF市村とDF中島崇の特徴を考えると3バックよりも4バックの方がベターと言える。
10位: DF 安西幸輝 (東京ヴェルディ)
→ 五輪代表入りも期待される攻撃的な右SB。怪我をしていた時期に大卒ルーキーのDF大木が台頭してきたため、レギュラー争いが熾烈になっているが、攻撃力ではリオ世代の右SBの中ではトップクラス。五輪代表の右SBは新潟のDF川口尚が「レギュラーの最有力候補」と言えるが絶対的な存在とは言えない。守備面での成長をアピールできれば五輪代表入りも見えてくる。勝ち気な性格も魅力の1つ。
9位: DF 酒本憲幸 (セレッソ大阪)
→ C大阪一筋で13年目を迎えた「ミスターセレッソ」。新加入のDF椋原にポジションを奪われた時期もあったが、レギュラーポジションを奪回。気の利いたプレーで攻撃に厚みを加えている。もともとは右サイドハーフの選手だったが、クルピ監督によって右SBにコンバートされた。精度の高い右足のアーリークロスが最大の武器。ムードメーカーとしても欠かせない存在で、良くも悪くもC大阪らしい選手と言える。
8位: DF 星原健太 (ギラヴァンツ北九州)
→ G大阪ユース出身でMF倉田と同学年。もともとはフォワードの選手だったが、北九州に移籍した2014年から右SBがメインポジションとなった。すっかり右SBが板についてきて右SHのMF小手川と右SBのDF星原が中心となる「右サイドアタック」は北九州のウリの1つになっている。瞬間的なスピードと正確なビルドアップが大きな武器となるが、フォワード出身なのでゴール前に出ていくプレーも得意としている。
7位: MF 玉林睦実 (愛媛FC)
→ 昨オフに松本山雅から愛媛FCの移籍。愛媛県出身なので地元に戻ってプレーすることになった。2014年にMF田中隼が松本山雅に移籍してきたため出場機会が大幅に減ってチームを離れることになったがJ2では実績のある選手。即戦力として期待されたが、期待通りの活躍を見せている。運動量はJ2の中でも有数。シーズン序盤はなかなかチームに馴染めなかったが、早い段階でアジャストしてきた。
6位: MF 加地亮 (ファジアーノ岡山)
→ 元日本代表のDF岩政とMF加地をWゲットした岡山はオフの主役の1つだった。DF岩政は日本代表では8試合の出場にとどまっているが、MF加地は64試合に出場しているので、代表キャリアはMF加地の方がはるかに豊富。岡山の右WBはMF田中奏とMF澤口がいる激戦区だったが、大半の試合でスタメン起用されている。岡山は思うように勝ち点を伸ばせなかったが、安定感のあるプレーで攻守に貢献している。
5位: DF 石櫃洋祐 (京都サンガ)
→ DF下畠の台頭もあって立場が脅かされた時期もあったが精度と威力を兼ね備えた右足のキックは健在。右SBとしては実績でも経験値でもJ2の中ではトップクラスと言えるだろう。今シーズンもDF石櫃の攻撃参加は京都の大きな武器になっている。FW大黒との相性が非常に良くてDF石櫃のクロスからFW大黒がシュートチャンスを迎える場面は多い。岡田ジャパンのときに日本代表候補に選ばれた経験がある。
4位: DF 金井貢史 (ジェフ千葉)
→ 一応、本職はCBだと思うが、千葉では右SBがメインポジションで、点が欲しい時間帯になると右SBから右SHにスライドするケースも少なくない。CFとGK以外であればどこでプレー可能。175センチと日本人のサッカー選手としては標準的なサイズと言えるが、空中戦の強さは並外れたものがある。守備的なポジションの選手であるにもかかわらず、高い得点感覚を持っており、勝負強さも兼ね備えている。
3位: DF 辻尾真二 (ツエーゲン金沢)
→ 前半戦のJ2の主役となった金沢を引っ張った攻撃的な右SB。彼ももともとはフォワードの選手だったが、プロ入り後にサイドプレーヤーにコンバートされた。スピードと馬力を生かした縦への仕掛けが武器の選手だったが、ここ数年で右足のキックの精度が著しく向上。直接FKで3つのゴールを決めるなど「J2屈指のプレイスキッカー」と呼ばれるような選手になった。縦回転の直接FKが最大の武器となる。
2位: DF 渡部大輔 (大宮アルディージャ)
→ 今シーズンのJ2で右アウトサイドとして活躍している選手の多くがコンバート組であるが、DF渡部もその1人。大宮のユースの頃は点取り屋として名を馳せたが、プロ入り後は右SBが主戦場となった。同じユース出身で1学年後輩のDF今井が右SBのレギュラーの1番手と思われていたが、DF渡部がポジション争いを制した。結局、DF今井は夏に柏に移籍。DF渡部にかかる期待はさらに大きくなった。
1位: DF 櫻内渚 (ジュビロ磐田)
→ 身体能力に優れた右SB。サイドをアップダウンして主にクロスで貢献するタイプのSBではなくて、空中戦の強さを武器に自らゴール前に入ってゴールを狙うタイプのSBである。千葉のDF金井と同系統の選手と言える。磐田の右SBというと2度のW杯を経験しているDF駒野がいるが、開幕からDF駒野を左SBに追いやって右SBのスタメン起用が続いている。ゴール前でのダイナミックなプレーが魅力で得点力が高い。
総評 特Aクラス ・・・ なし。
Aクラス・・・なし。
Bクラス・・・櫻内渚(磐田)、渡部大輔(大宮)、辻尾真二(金沢)、金井貢史(千葉)、石櫃洋祐(京都)、加地亮(岡山)、玉林睦実(愛媛FC)
Cクラス・・・星原健太(北九州)、酒本憲幸(C大阪)、安西幸輝(東京V)、市村篤司(横浜FC)、中村北斗(福岡)、養父雄仁(熊本)、荒野拓馬(札幌)、西弘則(大分)、荒堀謙次(栃木SC)
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