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右サイドバック → 「4年後のロシアW杯の右SBはどうなるか?」を考える作業は面白いものではない。第一人者のDF内田(シャルケ)は1988年3月27日生まれなので、ロシアW杯のときは30歳となる。岡田ジャパンのときから日本代表に定着しているが、次の4年間がDF内田にとっては最盛期と言える。次の4年間も、「DF内田が右SBの1番手におさまる可能性がもっとも高い。」のは明らかである。
そして、DF酒井宏(ハノーファー96)とDF酒井高(シュツットガルト)もいる。4年後はDF酒井宏は28歳で、DF酒井高は27歳。ともにドイツに渡ってタフなブンデスリーガを経験しているが、ここからの4年間でさらなる成長が期待できる。「右SBに関してはW酒井がどこまでDF内田に迫れるか?」が最大の焦点であり、次の日本代表でもこの3人で右SBの枠が埋まることは十分にありえる。
ザッケローニ監督はMF遠藤など代えの利かない一部の選手を除くと若い選手を優先した。「年齢的にロシアW杯は無理だろう。」という選手はごく一部で、ほとんどの選手が次の2018年も狙える年齢である。特に右SBはブンデスリーガで活躍している選手が3人もいる。「もっとも新戦力を発掘する必要のないポジション」ということができる。面白い作業ではないと言える理由はこれである。
ただ、「有力選手がこの3人以外にいない。」かというとそういうことはない。むしろ、2016年のリオ五輪出場を目指す五輪世代は右SBがかなり充実しており、リオ世代以外でも23歳のDF今井(大宮)が4月の日本代表候補合宿に選出されるなど面白い選手が次々と出てきている。前述の3人がいるので彼らを蹴落としてメンバーに入るのはかなり難しいが、ノーチャンスではないだろう。
五輪世代の中ではDF松原(新潟)、DF川口(新潟)、DF伊東幸(鹿島)の3人が有望株である。五輪代表でも右SBのポジションを争う間柄と言えるが、DF松原とDF川口の2人は所属の新潟でも右SBのポジション争いを繰り広げている。新潟での争いは開幕からレギュラーを勝ち取ったDF松原が優勢であるが、アンダー世代の代表チームではDF川口の方が高く評価されてきた。
DF松原のいいところは何と言っても前方に鋭いパスを供給できるところで、難易度のパスを前線や中盤の選手に供給することができる。右SBが本職の選手に限定するとこの能力においては日本人の中ではDF内田と並んでトップレベルである。まだまだ経験が不足しており、無理なプレーを選択してボールを失うことも多いが、180センチとサイズがあるところも魅力の1つである。
一方のDF川口はアスリート能力が高くて基本的な技術も高い。こちらも経験不足は否めないが、総合力の高さで勝負するタイプである。将来的には海外リーグで活躍できるだけのポテンシャルを秘めている。先のとおり、今シーズンはJ2の大分から加入のDF松原にポジションを奪われているがまだ20歳である。右SBとしては前途洋洋で、潜在能力は若手の右SBの中では随一と言える。
名門の鹿島で右SBのポジションを確保したDF伊東幸は冷静沈着な選手である。昨シーズンの終盤から出場機会を得るようになったが、喜怒哀楽を出すシーンを見た記憶はない。淡々とプレーするタイプで、飛び抜けた武器は無いが、タイミングのいい攻撃参加が魅力である。ゴールに直結するクロスは少ないが、毎度平均点以上のクロスを供給することができる。堅実なSBと言える。
「日本サッカー史上最高の右SB」と表現してもオーバーではないDF駒野は1981年7月25日生まれなので、ロシアW杯のときは36歳となる。年齢を重ねてもキックの精度が落ちるケースは少ないので、4年後もJ1のクラブやJ2の上位クラブでプレーしている可能性は高いが、SBは「重労働」と言えるポジションである。さすがに4年後のロシアW杯を狙うのは難しいだろう。
W酒井とほぼ同世代となるため、年齢層が偏ってしまう点がネックとなるが、初めて日本代表候補に選出されたDF今井(大宮)も次期日本代表の右SBの争いに絡んでくる可能性がある。基本的な技術は高くないが、178センチで78キロとがっちりした体格で、スピードがあって、スタミナもあって、当たり負けすることはほとんど無い。守備力に関してはすでに日本でも有数の右SBと言える。
(昔の)DF長友に似たフィジカル能力の高さと守備力を武器にする右SBであるが、DF長友はFC東京とチェゼーナとインテルで試合経験を積んで、攻撃力を伸ばすことができた。技術面を伸ばすこともなかなか大変なことであるが、スピードなどアスリート能力を向上させるのはさらに難しい。アスリート能力の高いDF今井はこれからの4年間で大飛躍する可能性を秘めた選手である。
その他では、右SBとしても期待できるDF塩谷(広島)、2013年のJ2で圧倒的な存在感を示したDF米倉(G大阪)、推進力のあるDF高橋峻(神戸)、組み立てのセンスもあるDF奥井(神戸)らも注目選手として名前を挙げることができる。もっと若い世代ではDF安西(東京V)やDF広瀬(水戸)らもJ2で試合経験を積んでいる。右SBは「質も量も充実しているポジション」と言えるだろう。
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