左サイドハーフ→ 最後は左SH。ザックジャパンのときは大半の試合でMF香川が左SHに入ったが、アギーレジャパン以降はインサイドハーフやトップ下に入るケースがほとんど。9月3日(木)に行われたW杯二次予選のカンボジア戦(H)の後半途中に流れを変えるためにMF武藤嘉とポジションチェンジを行ってトップ下から左SHに移った。左SHに回ってからいいプレーを見せたが、それでも基本ポジションはトップ下だと思われる。
G大阪のMF宇佐美とマインツのMF武藤嘉の2人が左SHのレギュラーを巡って激しい争いを繰り広げていたが、ここに来てヘルタ・ベルリンのMF原口の評価が急激に高まっている。ハリルホジッチ監督はトップ下で起用したり、右サイドバックで起用したり、MF原口の起用法を模索している印象もあるが、持ち前の突破力だけでなく運動量の多さや献身的な守備も高く評価している模様。監督のお気に入りの選手と言える。
先日のアフガニスタン戦(中立地)ではMF原口が起用されて好プレーを見せたことは記憶に新しいが、MF宇佐美とMF武藤嘉とMF原口の三つ巴の争いになってきた。なかなかハイレベルな争いなので左SHのポジション争いは面白い。MF宇佐美はアフガニスタン戦でもアシストを記録するなどコンスタントに代表戦でもゴールに絡んでいるが、MF武藤嘉が代表戦では持ち味を出せていないのは気になるところである。
MF宇佐美については「守備力や運動量という部分で物足りない。」と言われることが多かった。実際にMF武藤嘉やMF原口などと比較するとそういう能力で劣っていたのは間違いないが、ハリルホジッチ監督が就任して代表に定着するようになってからは意識が高くなった。最近では所属のG大阪でも「4-2-3-1」の左SHで起用されるケースが多くなっているが、明確な穴になるレベルではなくなってきた。
他には東アジアカップの2戦目の韓国戦(中立地)で見事な代表デビューを飾ったG大阪のMF倉田も候補の1人。最近はG大阪ではトップ下でプレーすることが多くなったが運動量が豊富でテクニックがあって味方選手と絡むのが上手い。絶えず動き回ることができるので攻撃のアクセントになる。東アジアカップ組では名古屋のMF永井謙と浦和のMF武藤雄も候補。MF永井謙はどちらかというと左サイドの方が得意である。