Jリーグ百年構想”Jリーグ百年構想パートナー”を務めるなど、あらゆるスポーツ活動の活性化に貢献してきた朝日新聞社のスポーツ推進プロジェクトのマネジャーである野中氏のインタビュー。小田原城約1万人が紅葉楽しむ 小田原ツーデーマーチが開幕
戦国屈指の堅固さを誇ったという、小田原城。当時よりも、規模は大幅に縮小されてはいるが、それでも、見事な面影を残していることには変わりはない。
1590年、豊臣秀吉が天下統一の仕上げとして隠居北条氏政と当主北条氏直が指揮する小田原城に攻め入った。3ヶ月にもわたる篭城戦の末、北条氏は降伏。この戦いで、事実上、豊臣秀吉が全国統一を成し遂げて、戦国時代は終わりをつげたといわれている。静寂の雰囲気のなか、はるか昔を思い感慨にふけるシーン。しかしながら、そのそばで、大声で、(有料の)記念写真の撮影を促すバカ社員がいる。また、その横を見渡すと、小田原城の特徴のひとつである、見事なお堀の上をかける橋の両側には、(イベントスポンサーである)朝日新聞社ののぼりが、数十本も、備えられている。(なぜか、毎日新聞社ののぼりもあった。)
ボクは、たまたま、時間があったっから、小田原城の周辺を散策したまでであるが、小田原城見物を旅のメインに据えて、遠路はるばるやってきた観光客も、きっと多くいたことだろう。彼らは、この光景を、どのように思ったのだろうか?
近くに止まっていた車には、「朝日新聞 Jリーグ100年構想」の文字がでかでかと貼ってあった。些細なことかもしれないが、イレギュラーな事をして、その行為に違和感を感じない、無頓着な人たちには、文化を扱って欲しくないし、語ってほしくない。文化というものは、目に見えない。だから、壊れやすい。だから、細心の注意を払って扱わなければならない。
100年構想をサポートしようという、朝日新聞社の志は素晴らしいが、行動が伴わなければその意味はない。バレーボールという文化は、メディアによって、木っ端微塵につぶされてしまった。一度壊れてしまったものは、決して、元通りにはならない。
P.S. Jリーグのオフィシャルスポンサーだという朝日新聞社だが、朝日テレビも含めて、Jリーグをサポートしていこうという気持ちは、全く伝わってこない。むしろ邪魔をしているだけという気もするが・・・。
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