■ 4試合連続で無失点準々決勝でエジプトを3対0で下して、44年ぶりのベスト4進出を決めた関塚ジャパン。エジプトとは、5月に行われたトゥーロン国際大会のGLで対戦しているが、このときは、2対3で敗れている。
中1日の試合で、しかも、通常よりも短い40分ハーフの試合ということで、参考に出来ないところもあるが、セットプレーに不安を抱えていたチームがオーバーエイジのDF吉田とDF徳永の加入によって一変して、「4試合連続完封」と誰も予想できなかった快進撃を見せている。エジプト戦は、GLの最終戦のホンジュラス戦でヒーローになったGK権田がやや精彩を欠いて、何度かミスを犯したが、チーム全体でカバーして、ゴールを許さなかった。
ホンジュラス戦で主力を温存した成果も顕著に表れた。初戦のスペイン戦と比べると、モロッコ戦やホンジュラス戦は連動したプレスができず、「高い位置でボールを奪ってカウンター」という形が少なかったが、準々決勝のエジプト戦では、積極的な守備で、何度もエジプトからボールを奪ってビッグチャンスにつなげた。
特に目立ったのは、右サイドのMF清武の守備で、FW永井のゴールにつながった守備と、レッドカードを誘発したMF齋藤学の決定機が生まれたときの守備は素晴らしくて、いずれも相手の12番の選手にプレッシャーをかけてボールを奪うと、的確なパスで決定機を生み出した。
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◆ まとめ #267 復調したトリニータ出身のコンビ (2012/8/6)
・4試合連続で無失点
・MF東が重宝される理由
・自信を取り戻したMF清武
→ 準々決勝でエジプトに3対0で勝利した関塚ジャパンは、44年ぶりのベスト4を決めました。前評判の低かった大会前のことを考えると、信じられないような成績ですが、大分トリニータのユースで育ったMF東とMF清武が調子を上げてきて、攻守両面で気の利いたプレーを見せていることが大きいと思います。MF清武はニュルンベルクへの移籍が決定していますが、MF東にも海外クラブからオファーが届くかもしれません。
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