サッカーコラム J3 Plus+　

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【長野パルセイロ】今オフに「獲得できたら面白いと思う選手」を10名だけ挙げてみた。 | | |　

1人目： FW 長野星輝 (福島ユナイテッド)　2002年5月22日　183センチ/77キロ

→　東福岡高出身で高卒3年目。183cmのストライカーで大ブレイクが期待された今シーズンは34試合で3ゴールのみ。停滞のシーズンになったが潜在能力は高くて「J3の若手のストライカーの中では屈指の有望株」と言える。183cmの長身でありながらドリブルが得意。ダイナミックなプレーを見せる。決定力に課題を抱えているが2022年は31試合で5ゴールを記録するなどポテンシャルは相当に高い。苗字が「ながの」なので長野パルセイロが獲得するとかなりややこしくなるがまだ21歳。エースストライカーになれる。

2人目： DF 吉村弦 (ブラウブリッツ秋田)　1996年5月21日　173センチ/70キロ

→　G大阪ユースから同志社大に進学して2019年に大卒で長野に加入した右SB。1年目は12試合、2年目は25試合、3年目は27試合に出場した。完全に定位置を確保していたわけではなかったが2022年に潜在能力を買った秋田に移籍をした。J2のクラブへの個人昇格となったが2022年も2023年もリーグ戦の出場はゼロ。右SBでプレー可能な選手が沢山いる秋田で埋もれており、退団濃厚と言える。馬力を生かした右からの攻撃参加は魅力がある。「プロキャリアをスタートさせた長野で出直す。」というのは悪くない。

3人目： FW 田口裕也 (FC岐阜)　2001年4月8日　180センチ/73キロ

→　三重出身ながら中学年代はセレッソ大阪西U-15でプレーしたストライカー。四日市中央工高で活躍して2020年に高卒で鳥取に加入すると1年目からJ3で30試合に出場して8ゴールと活躍。開幕戦(Jリーグデビュー戦)は古巣であるC大阪のU-23との試合だったが途中出場で決勝ゴールを決めた。高卒2年目の2021年も26試合で9ゴール、2022年は28試合で4ゴールを記録したがオフにFC岐阜に移籍。飛躍が期待されたが大決定機でシュートを外すなど波に乗れず。ポジショニングが良くてCFとしての能力は相当に高い。

4人目： FW 津久井匠海 (アスルクラロ沼津)　2002年4月30日　177センチ/75キロ

→　横浜FMユース出身。高校3年生だった2020年の夏にトップ昇格を果たしたが2021年と2022年はJFLのラインメール青森でプレーした。昨オフに中山雅史監督が率いる沼津にレンタル移籍したが左右のサイドハーフの位置でレギュラーに定着。27試合で2ゴール2アシストなので数字は残せていないが主力として活躍している。ドリブルでの仕掛けが大きな武器となる。CFの位置でもプレー可能。ウイングストライカー系の選手になる。レンタル移籍して3年目になるが攻撃陣の層の厚い横浜FMに復帰する可能性はかなり低い。

5人目： DF ヴァンイヤーデン・ショーン (横浜FC)　2004年4月16日　193センチ/78キロ

→　横浜FCユース出身で年代別代表に召集された経験のある193cmの超・大型CB。父がカナダ人、母は日本人で、現在は日本とカナダの二重国籍という。破格のスケールを持っており、将来性は折り紙付きと言える。高卒1年目ということもあって出番に恵まれないが横浜FCがJ1残留を達成した場合は「J2やJ3のクラブにレンタル移籍する可能性が高まる。」と言える。逆に横浜FCがJ2に降格した場合は「横浜FCに残留する可能性が高まる。」と考えられる。大きな可能性を秘めているので経験を積んで順調に成長してほしい。

6人目： MF 新垣貴之 (モンテディオ山形)　1996年8月12日　171センチ/62キロ

→　沖縄県出身で2019年に大卒で北九州に加入したサイドアタッカー。北九州時代は同じレフティのMF高橋大がいたこともあって右サイドハーフではなくて左サイドハーフでプレーする機会が多かった。北九州がJ2で5位と躍進した2020年は32試合で4ゴールと活躍した。MF坂元がオーステンデに移籍したC大阪が当時・山形のMF中原輝を緊急補強。その後釜として2022年に山形に電撃移籍したが怪我もあってほとんど貢献できておらず。2023年はわずか2試合の出場にとどまった。山形に残留する可能性はかなり低い。

7人目： MF 奥田晃也 (ツエーゲン金沢)　1994年10月1日　181センチ/72キロ

→　181cmと長身でありながら足元の技術が高いテクニシャン系の選手。和歌山県出身でありながら高校年代は新潟U-18でプレーした。2017年に大卒でY.S.C.C.横浜に加入すると主力として活躍。2020年と2021年は水戸でプレーしたが水戸でも重要な存在になった。ただ、2022年に所属した長崎では持ち味を出せず。今シーズンは金沢にレンタル移籍。38試合で5ゴール2アシストを記録したがチームは無念のJ3降格となった。J2でも違いを産み出せる選手なのでJ3であれば大きな存在感を発揮出来る可能性は高い。

8人目： FW 吉田伊吹 (ブラウブリッツ秋田)　1997年11月1日　180センチ/77キロ

→　仙台ユース出身で2020年に大卒で長野に加入した180cmのストライカー。初年度からJ3で27試合に出場して6ゴールを記録。J2昇格を果たしたタイミングの秋田に個人昇格して秋田でも一定の出場機会を得ているが2021年は24試合で3ゴール、2022年は38試合で5ゴール1アシスト、今シーズンは13試合で1ゴール。秋田は突出したフォワードはいないが駒自体は豊富なので出場機会はそこまで得られていない。「大卒1年目のシーズンを過ごした長野への復帰」というのは十分に考えられる。前線で起点になれるCF。

9人目： FW 木下慎之輔 (セレッソ大阪)　2004年5月9日　175センチ/76キロ

→　2022年のプレミアリーグWESTで得点王に輝いたストライカー。背は高くないがスピードと馬力を生かしたプレーでゴールを量産。U-18日本代表にも選出された。残念ながら高校時代に負った大怪我の影響でプロ1年目はリハビリ生活が中心になったが「若手ストライカー」としてクラブやサポーターから期待を受けている。C大阪で出番を得るのは難しいことを考えると「今オフにJ2やJ3のクラブにレンタル移籍する。」というのは考えられる。今夏はJ3の八戸への移籍話が浮上したが怪我もあって立ち消えになった。

10人目： FW 都倉賢 (V・ファーレン長崎)　1986年6月16日　187センチ/80キロ

→　長きに渡って札幌でエースストライカーとして活躍した長身フォワード。J1通算で149試合で35ゴール、J2通算で277試合で85ゴールを挙げているが今シーズンは22試合で1ゴールのみ。長崎との契約は満了になった。37歳なので現役引退も考えられる年齢になったが高さと身体能力は魅力。J3のクラブへの移籍は考えられる状況になっており、その動向を注目しているクラブは少なくないと思われる。圧倒的な身体能力を生かしたダイナミックなプレーでゴールを量産してきたがプロ意識の高さも若手の良い見本になる。

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