サッカーコラム J3 Plus+　

J1・J2・J3・日本代表などを幅広くカバーするサッカーコラムです。基本的には毎日更新しています。よろしくお願いいたします。

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【Jリーグ】今オフの移籍市場での動向が気になる選手 (30名挙げてみた) (ボランチ編) (2023年-2024年) (中) | | |　

11人目： MF 田中聡 (湘南ベルマーレ)　2002年8月13日　173センチ/70キロ

→　1年間だけベルギー1部のKVコルトレイクでプレーしたが15試合に出場したのみでレンタル終了となった。夏に湘南に復帰した。復帰後は主にアンカーの位置で起用されているが「3バックの左」で起用された試合もあった。まずまずのプレーを見せているがU-22日本代表には招集されず。B代表とも言われるアジア大会のメンバーからも漏れた。湘南は26節を終えた時点で最下位。このままだとJ2降格となる。J2に落ちた場合はMF田中聡に対して多くのJ1のクラブが興味を示すだろう。大争奪戦が勃発する可能性は高い。

12人目： MF 鍬先祐弥 (V・ファーレン長崎)　1998年5月15日　175センチ/72キロ

→　東福岡高出身のボランチ。高校2年生のときに冬の高校サッカー選手権を制覇している。2021年に長崎に加入すると順調に成長中。正確な技術と判断力と運動量を武器に長崎の中盤を支えており、「J2のボランチの中では上位クラスの選手になった。」と言える。ずっとJ2でプレーしてきたがそろそろJ1に挑戦してもいい段階に入っていると言える。長崎は昇格争いの真っ只中にいるが仮にJ1復帰を逃した場合、MF鍬先に興味を示すJ1のクラブはいくつか出てくると思われる。MF藤川虎(磐田)が高校時代の同級生になる。

13人目： MF 安部大晴 (V・ファーレン長崎)　2004年6月7日　172センチ/65キロ

→　U-20日本代表に選出されて国際経験を積んだクラブ期待の星。まだまだ線は細いが繊細なテクニックとアイディアを生かしてチャンスを演出することが出来る。天才肌の選手と言えるがハードワークも出来るので現代的なミッドフィールダーと言える。長崎ではサイドハーフで起用される試合もあるが中盤の層が厚いチームなのでJ2で12試合の出場のみ。スタメンは4回だけ。395分のプレー時間にとどまっている。強力な外国人選手が同ポジションにいることを考えると経験を積むためにレンタル移籍を選択する可能性あり。

14人目： MF 上畑佑平士 (福島ユナイテッド)　1998年7月25日　178センチ/72キロ

→　C大阪U-18出身でDF舩木翔(C大阪)やDF森下怜(愛媛FC)などが同期となる。産業能率大を経て2021年にJ3の福島に加入。178センチとサイズに恵まれており、ボール奪取力も大きな武器となるが右足のキックも正確。「J3でプレーする若手のボランチの中では指折りの有望株」と言える。2022年はチーム事情から右WBでプレーする機会も多かったが今シーズンは本来のポジションであるボランチで起用されてここまで4ゴール。チーム内得点王になる。サイズを生かしたダイナミックなプレーが最大の特徴になる。

15人目： MF ホナウド (清水エスパルス)　1996年10月23日　179センチ/69キロ

→　自動昇格を目指す清水のボランチの中心になっている来日3年目のブラジル人。J1時代はそこまで存在感を発揮できなかったがJ2では高いボール奪取力と正確なつなぎでチームに貢献中。秋葉監督になって安定した戦いを見せている清水を陰から支えている。179センチなのでボランチとしてはサイズに恵まれており、最終ラインの負担を軽減できる点も魅力の1つに挙げられる。清水がJ1昇格を逃した場合は「J1の上位 or 中位クラブに引き抜かれる可能性がある。」と言える。MF白崎とWボランチを組むケースが多い。

16人目： MF 天笠泰輝 (ザスパクサツ群馬)　2000年5月11日　176センチ/70キロ

→　青森山田高出身のボランチ。MF檀崎、DF三國ケネディエブス、MFバスケス・バイロンなどが同期となる。関西大に進学したが2年生の時に中退してプロ入り。過去2年間はそこまでインパクトを残せなかったが今シーズンは大槻監督の下で大ブレイク。ボールをつなぐサッカーに取り組んでいる群馬のボランチの中心として大きな存在感を発揮している。高校時代から攻守のバランスを取るプレーに長けていたが左利きでパスも正確。状況判断の良さも目立っている。「左利きのパサー」は日本ではかなり貴重である。

17人目： MF 寺山翼 (FC東京)　2000年4月10日　180センチ/78キロ

→　FC東京U-18の下部組織出身。順天堂大を経由して2023年にFC東京に戻ってきた。即戦力の期待がかかったがJ1では5試合のみ。MF松木玖、MF小泉慶、MF安部柊がいるので出番は増えなかった。夏にMF安部柊が移籍をしたのでこれから出番が増える可能性はあるがJリーグでも屈指の走行距離を誇る。運動量の多さに関しては異次元と言える。走力が大きな武器となるが180センチなので日本人のボランチとしてはサイズに恵まれている。運動量を生かしてゴール前に出て行って決定機に絡むことが出来る。

18人目： MF 大迫塁 (セレッソ大阪)　2004年10月13日　177センチ/69キロ

→　同級生のFW福田師とともに神村学園高で大活躍した期待のボランチも高卒1年目はここまでJ1での出場機会はなし。カップ戦のみの出場となる。MF原川は夏にFC東京にレンタル移籍したがMF香川、MF奥埜、MF鈴木徳、MF喜田陽がいるので層は厚い。経験を積むために他クラブに期限付き移籍することは十分に考えられる。若くてパサーとしての能力は折り紙付き。知名度が高くて人気のある選手なので「レンタル移籍での獲得を希望するクラブはたくさんある。」と推測できる。争奪戦に発展するのは確実である。

19人目： MF 石渡ネルソン (セレッソ大阪)　2005年5月10日　185センチ/71キロ

→　父親がナイジェリア人、母親が日本人。185センチとサイズに恵まれており、身体能力も抜群。「将来の日本代表のボランチの中心候補」として大きな期待を集めているがMF大迫塁と同様でJ1のリーグ戦での出場機会はなし。出番はなかなか回ってこない。飛び級でプロ契約を結んでいるのでまだ高校3年生。焦る必要は全くないがJ2やJ3で試合経験を積みたい。年代別代表の常連。期待値の高い選手なので同じように「レンタル移籍での獲得を希望するクラブ」は多いだろう。C大阪では右SBの位置でもテストされている。

20人目： MF 川村拓夢 (サンフレッチェ広島)　1999年8月28日　183センチ/72キロ

→　2019年-2021年はJ2の愛媛FCでプレーして経験を積んだ183センチの大型ボランチ。2022年は16試合で3ゴールだったがカップ戦を含めて勝負所で印象的なゴールを決めて躍進に大きく貢献した。今シーズンは主力に定着。6月には日本代表に初選出されるなど評価は大きく高まっている。183センチの長身でありながら運動量が多くてスプリント回数も多い。「走力はJ1でも上位クラス」と言える。左足のミドルシュートも大きな武器となる。ポテンシャルの塊のような選手なので今オフの欧州進出は十分にあり得る。