水戸ホーリーホック→ 若手主体のチーム編成で上位を目指した水戸だったが浮き沈みの激しいシーズンになっている。30節を終えた時点では8勝12敗10分けで勝ち点「34」。21位の徳島との差が「4」なので残留争いに巻き込まれている。順位は15位なので切羽詰まった状況というわけではないが油断の出来ないポジションに位置する。30試合で49失点というのはJ2で2番目に多い数字になる。3失点以上の試合が8つもある。
1日でも早く残留争いから抜け出したいが夏の移籍市場での選手の入れ替えはまあまあ激しかった。育成型期限付き移籍の対象となる選手がたくさん絡んでいるので第2登録期間(ウインドー)がオープンする前から試合に出場できた選手も少なくないがU-20日本代表としてU-20W杯に参加した左SBのDF松田隼(→ハノーファーU-23)が移籍。FC大阪に育成型期限付き移籍していたDF松田佳は6月に水戸に復帰した。
さらにはDF松田隼と同じようにU-20W杯に出場したドリブラーのMF永長(川崎F)を育成型期限付き移籍で獲得。出場機会に恵まれなかったストライカーのFW唐山は水戸とのレンタルを解消してレンタル元のG大阪に復帰した。水戸は非常に若いチームなので大半の選手が若手になるが将来を期待されている選手数名が移籍を決断した。昨シーズンの終盤に爆発したFW唐山は16試合で1ゴール。結果を出せなかった。