アビスパ福岡→ 波のあるシーズンになっている。12節から7試合勝ちなし。15節から4連敗を喫したが逆に19節から4連勝を達成。22節を終えた時点では9勝8敗5分けで勝ち点「32」。下位3チームとの差は大きく広がっているので「J1残留はほぼ確実」と言える。4連敗で迎えた19節のC大阪戦(A)で勝利できたのは非常に大きかった。22節の鳥栖との福岡ダービーも1対0で勝利。劇的な試合が今シーズンは非常に多くなっている。
切羽詰まった状況では全くないこともあって今夏の動きは非常に静かである。昨夏は攻撃の中心であるFW山岸祐にG大阪への移籍話が浮上するなど慌ただしい夏になったが今夏は移籍に関するニュースは少ない。8月9日(水)の時点で唯一の移籍話はDF田代雅(鳥栖)の獲得になる。絶対的なレギュラーというわけではなかったが今シーズンも鳥栖で16試合に出場している重要な選手を引き抜く形になった。
元・韓国代表のDFファン・ソッコが復帰した6月中旬以降は控えに回っていたが3月中旬から6月初めまではほぼ全試合でスタメン起用されている。福岡と鳥栖は「Jリーグでも屈指」と言えるほど仲の悪いクラブである。禁断の移籍とも言われた。DF田代雅はさっそく22節の鳥栖とのダービーでも途中出場した。鳥栖はCBの層があまり厚くないことを考えると「鳥栖にとってはダメージの大きい移籍」と言うことが出来る。