■ J1は19節が終了J1は19節が終了した。残りは15試合となったが今年は残留争いに注目が集まっている。19節を終えた時点では16位の横浜FC、17位の柏、18位の湘南の3チームが残留争いの中心に位置するが13位の新潟、14位の京都、15位のG大阪もまだ安心は出来ない。その一方で今年の降格枠は「1」なので現時点で18位の湘南との差が「10」以上もある12位の福岡よりも上のクラブは「ほぼ大丈夫」と言うことが出来る。
新潟・京都・G大阪の3チームは出来るだけ18位のチームとの勝ち点を広げて残留争いから完全に抜け出したい。横浜FC・柏・湘南の3チームは勝ち点を積み上げて安心できるポジションまで浮上したいがJ1の夏の移籍市場の最大のトピックスは「有力選手の海外移籍」になる。今夏はたくさんの選手が海外移籍を選択しているが新潟のMF伊藤涼、横浜FCのFW小川航、湘南のFW町野の海外進出が早くも決定した。
3人とも攻撃の中心としてゴールを積み上げてきたので戦力的なマイナスは大きい。FW町野は9ゴール、MF伊藤涼は7ゴール、FW小川航は6ゴールを挙げてチームを離れたが3チームとも残留争いに巻き込まれている。「エースが抜けた穴をどう埋めるのか?」が注目されるが現時点で動きがあるのは湘南になる。北九州時代にFW町野と2トップを組んだFWディサロ・燦・シルヴァーノ(清水)の獲得に動いている。
昨シーズンの後半戦はJ2の山形でゴールを積み上げたFWディサロ・燦・シルヴァーノだったが清水では出番に恵まれず。清水は「4-2-3-1」を採用しているがFWチアゴ・サンタナとFW北川航とFWオ・セフンがいるのでCFでプレーする機会は少ない。サイドハーフでの起用が多くなっているが結果は出せていない。「今夏の移籍は十分に考えられる状況」だったが移籍先の候補としてまず湘南の名前が浮上した。