■ J1の降格枠は「1」2023年のJ1の降格枠は「1」となる。「1」となると大半のクラブは残留争いに巻き込まれずに済むだろう。例年、開幕から大低迷してほとんど勝てないチームが1つ or 2つくらいは出てくる。2022年は多くのクラブが残留争いに巻き込まれたが今年は「残留争いとは無縁」になるクラブが多くなると思われるが降格枠が「1」なのでチャレンジはしやすくなった。積極的に若手を使うクラブが出てくることが予想される。
J1の順位予想を眺めると湘南・新潟・横浜FC・福岡・京都の5つを下位と予想する人が多い。このあたりのクラブが降格候補と言える。降格枠が「1」なので『この5クラブの中から降格するチームが出てくる可能性は高い。』と言える。注目を集めるのは昇格組の2チームになるが2017年以来のJ1復帰を果たした新潟は初昇格を果たした2004年のときも降格枠が少なかった。昇格1年目で降格枠が少ないのはありがたい。
オフの選手の入れ替えは少なかった。同じ昇格組の横浜FCと比べると静かな動きに終始したので「補強が少なくて大丈夫なのか!?」という声は少なくないがそもそもとして新潟は主力のほとんどが残留している。その上でDF新井直(徳島)、MF太田修(町田)、MFダニーロ・ゴメス(ポンチプレッタ)、FWグスタボ・ネスカウ(クイアバ)を獲得しているので戦力UPには成功した。ユーティリティーなDF新井直の復帰は大きい。
「2022年のJ2で猛威を奮ったパスサッカーがどこまでJ1で通用するのか?」は注目されるが不安要素を挙げるとストライカーになる。2022年も2桁ゴールを挙げた選手はおらず。「どこからでも点が取れる」というのは大きな武器になっているが量産できる選手はいなかった。FW鈴木孝、FW谷口海に加えてFWグスタボ・ネスカウが新たに加入したが「3人の中で誰がフォワードの軸になるのか?」が注目点になる。