■ J1やJ2と比べると今年も遅いスタートになる。J3は3月4日(土)に開幕する。J1やJ2と比べると今年も遅いスタートになるが2023年は20クラブで構成される。いよいよJFLへの降格制度がスタートするので例年以上にシビアな戦いになることが予想される。近年のJ3で下位に低迷することが多かったYS横浜や讃岐など、昇格組の奈良クラブやFC大阪あたりはJFLへの降格は何としてでも回避しなければいけないが充実した補強が出来た鹿児島の評価が非常に高い。
「優勝候補の筆頭」に挙げられているが今オフは正キーパーのGK白坂(→横浜FM)こそレンタル終了となったが保有権を持っていた選手の流出はゼロ。DF戸根(岩手)、MF河辺駿(YS横浜)、MF千布(宮崎)、MF鈴木翔(いわきFC)、GK大内(長野)、GK松山(岩手)などを獲得。戦力は大きくUPした。FW有田を中心とした攻撃陣の顔ぶれはJ3屈指。大怪我をして長期離脱のMF米澤の穴を誰が埋めるのか?が注目される。
「悲願のJ2初昇格」を目指す長野はDF水谷(→秋田)が流出してGK大内(→鹿児島)とMFデューク・カルロス(→SC相模原)はレンタル終了。鹿児島と比べるとマイナス要素は少なくないがMF近藤貴(愛媛FC)、FW進昂平(愛媛FC)、DF大野佑(松本山雅)、DF砂森(鹿児島)という前・所属先との契約が満了になった実力者を獲得。さらには若手のDF佐古(東京V)、FW木原(浦和)、MF西村恭(北九州)などをレンタルで獲得した。
ドリブラーのMF音泉(水戸)もレンタルで獲得したので「充実した補強が出来た。」と言える。昨オフに続いてFW進昂平とMF音泉というYS横浜時代に活躍した「シュタルフ・チルドレン」を獲得したが課題である攻撃力UPに成功。J2からJ3に降格したFC琉球ならびに岩手が戦力を落としていることを踏まえると「J2初昇格の大きなチャンスの1年」と言える。シュタルフ監督がどういう選手を起用するか?に注目したい。
■ 久しぶりに誕生した関西のJリーグクラブ「1997年の神戸以来」なのでかなり久しぶりに誕生した関西のJリーグクラブということもあって奈良クラブとFC大阪への注目度は高いがともに充実した補強が出来た。どちらも主力の流出はほぼゼロ。その上でJFLで実績を残した選手を多数獲得した。2チームは同じような方針で補強を行ったが「同期昇格チーム」なので永遠のライバルと言える。J3の初年度でどちらが結果を残すのか?は大きな注目点になる。
JFL王者の奈良クラブは2020年と2022年にJFLのベストイレブンに選ばれているFW酒井達(マルヤス岡崎)を獲得。松江時代の2020年にはJFLの得点王に輝いている。MF堀内颯(Honda FC)も2021年と2022年にJFLのベストイレブンに選ばれている。他にはJリーグで実績のあるDF鈴木大(愛媛FC)、MF西田恵(宮崎)、MF中島賢(SC相模原)を獲得。高卒1年目のMF高橋隆(静岡学園高→G大阪)の加入も決まった。
2位でJ3昇格を果たしたFC大阪も主力がほぼ残留した上でFWンダウ・ターラ(マルヤス岡崎)、FW利根(ヴェルスパ大分)、DF酒井匠(ラインメール青森)、FW古川大(いわきFC)、FW島田拓(八戸)というJFLで実績のある選手を補強。DF板倉洸(八戸)も獲得したので厚みは一気に増した。大卒で横浜FMに加入したFWンダウ・ターラは186センチの大型ストライカー。2022年はJFLで17試合に出場して6ゴールを挙げた。
■ 目立ったのは讃岐残留争いには巻き込まれたくないクラブが積極的な動きを見せたのも今オフの特徴と言えるが目立ったのは讃岐だった。今オフもFW松本孝(→甲府)、DF内田瑞(→町田)、DF遠藤元(→FC岐阜)という主力3人が流出したがこちらもJFLで活躍した選手を積極的に補強。FW森本ヒマン(枚方)とFW赤星魁(高知ユナイテッド)という2022年のJFLで2桁ゴールを挙げた選手をW獲得した。フォワードの強化に成功した。
他にもDF宗近(YS横浜)、MF森勇人(水戸)、MF江口(秋田)、DF金井(FC琉球)、DF奥田雄(宮崎)などJリーグで実績のある選手をたくさん獲得した。近年の讃岐は若手主体のメンバー構成だったが経験のある選手が一気に増えた。J3に降格してからずっと下位に低迷しているがJFLへの降格となると讃岐に限らず、クラブ存続の危機に陥る可能性が高い。既存の若手と実績のある新加入選手がうまく融合できるか?
初のJ2昇格を目指すFC今治も主力だったGK茂木秀(→FC岐阜)とFW千葉寛(→徳島)がレンタル終了。守備の要であるCBのDF安藤智(→大分)が流出したのでマイナスはあるがGKセランテス(UDログロニェス)、FWドゥドゥ(町田)、DF二見(長崎)という実績のあるベテランを獲得。DF櫻内(神戸)も獲得した。新加入選手の年齢の高さは気になるが「2023年に勝負をかけた。」ということが伺える補強になった。
同県のライバルである愛媛FCはMF近藤貴、DF内田健、MF横谷、MF田中裕、MF前田凌、FW吉田眞など長きに渡って愛媛FCを支えてきた選手がたくさん退団。新しいスタートを切った。DF平岡(仙台)、MF曽根田(水戸)、MF石浦(東京V)、MF菊地俊(大宮)、MF疋田(岡山)を獲得するなどこちらも充実した補強が出来た。特に注目が集まるのはMF曽根田になる。愛媛FCユース出身で高校時代以来の帰還となる。
順位予想バトル (2023年) ・・・ 受付期間 : 2023年1月3日(火)~2月16日(木) ・【投稿用フォーム】 順位予想バトル (J1編) (2023年) → https://form1ssl.fc2.com/form/?id=d891dd2db0db8597
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