※ 2022年1月16日(月)の時点
16位 : 東京ヴェルディ C-→ 近年の東京Vはたくさん大学生を獲得しているが新卒で加入した選手が高確率で1年目から即戦力になっている。当然、東京Vユースからは定期的にいい選手が輩出されるのでJ2の大半のクラブと比較して良くも悪くもチーム強化の方針は独自路線である。今オフもFW佐藤凌(→福岡)、DF馬場晴(→札幌)、DFンドカ・ボニフェイス(→横浜FC)という主力3人が流出したが致命傷にはならないと考えられる。
新たに獲得したのはFWマリオ・エンゲルス(ロッテルダム)、MF齋藤功(横浜FC)、MF北島祐(福岡)、DF千田(秋田)、DF宮原(名古屋)など。顔ぶれ的にはかなり控えめと言える。2年連続で13ゴールを挙げたFW佐藤凌が流出したので「誰が点を取るのか?」が注目点になるがFWマリオ・エンゲルスの過去の成績を見ると1年のみオランダ2部で24ゴールと爆発した。ただ、この年以外は年間3ゴールが最高。どちらに転ぶか?
15位 : V・ファーレン長崎 C-→ J2の22クラブの補強の中で最も評価が分かれるのは長崎だろう。今オフもDFヴァウド(清水)とFWフアンマ(福岡)というJ1で実績のある選手を獲得したがMFクリスティアーノ、FWエジガル・ジュニオ、MFカイオ・セザール、MFクレイソン、DFカイケの残留は決定済み。J2の外国枠は「4」であることを考えると外国人選手をうまく運用するのは不可能に近い。想定通りの補強(IN/OUT)が出来ているとは考えにくい。
契約満了になったFWイバルボのように「獲得したときに高額な年俸で複数年契約を結んだので放出したくても出来ない選手が何人かいる。」と考えられる。お金の使い方があまり上手くないのは気になるところ。DF江川湧(→G大阪)、FW植中(→横浜FM)という生え抜きの選手が流出したのは当然のことながら痛いがU-21日本代表の左SBのDF加藤聖が契約更新で残留したのはポジティブなニュースと言える。
14位 : ザスパクサツ群馬 C+→ MF加藤潤(→金沢)とDF小島雅(→金沢)が流出してFW深堀(→愛媛FC)はレンタル移籍。10番のMF田中稔(→山口)も移籍となったが主力の流出はあまり多くなかった。MF岩上、MF細貝、GK櫛引、DF城和、DF岡本一などが残留したのはポジティブに考えられる。2022年は残留圏ギリギリの20位だったことを考えるとクラブは強い危機感を抱いていると思うがMF佐藤亮(北九州)とFW武(秋田)の獲得に成功した。
ともにJ3でゴールを積み上げた実績がある。2022年は42試合で36得点/57失点。攻守両面で問題を抱えているが「得点力が低いので守備陣に心理的なプレッシャーがかかってしまう。」というのが群馬の改善ポイントだった。シュート技術の高い2人を獲得できたのは良かった。他にはDF中塩(北九州)、DF酒井崇(熊本)、DF川上エドオジョン智慧(徳島)などを獲得。大槻監督の人脈を生かした補強が中心になった。
13位 : レノファ山口 C+→ 今オフもMF高井(→横浜FC)、MF沼田駿(→町田)が流出してDF橋本健(→横浜FC)はレンタル移籍。MF田中渉(→山形)とMF成岡輝(→清水)はレンタル終了となった。マイナス点は少なくないがFW皆川(仙台)、MF矢島慎(大宮)、MF小林成(大分)、MF田中稔(群馬)、DF沼田(FC琉球)の獲得に成功。さらに期限付き移籍でDF松本大(金沢)、MF松橋優(SC相模原)を獲得できたのでトータルで考えるとまずまずと言える。
攻撃陣は実績のある選手を獲得して流出分をカバーできたが最終ラインは不安いっぱいである。DF渡部とDF菊地将が現役を引退してDF眞鍋(→宮崎)は契約満了となった。大きな武器だった左SBはDF橋本健の代わりに実績のあるDF沼田が起用されると思うがCBは質も量も十分とは言えない。鳥栖からの期限付き移籍となるDF松本大にかかる期待は大きい。残留したDFヘナンやDF生駒とのポジション争いになる。
12位 : 大分トリニータ C+→ 2022年はやや無理なチーム運営をして「1年でのJ1復帰」を目指したが失敗に終わった。年俸の高い選手をたくさん放出せざる得ない状況だったがMF下田(→町田)、DF三竿雄(→京都)、MF井上健(→横浜FM)、DF小出(→仙台)、MF小林成(→山口)などがチームを離れた。実績のある中堅からベテラン選手がたくさんチームを離れたが若手の有望株の流出はMF井上健のみ。最小限にとどまったのは良かった。
ボランチはMF弓場とMF保田が控えているのでMF下田の穴は埋まるだろう。補強はそこまで積極的ではなかったがDFデルラン(グアラニFC)とDF安藤智(FC今治)の獲得に成功した。ともに高さと強さを兼ね備えた選手なのでDFペレイラを含めたCB陣の顔ぶれはJ2屈指となった。最終ラインの高さ不足は近年の大分の弱点だったが完全に解消された。もともと攻撃力は高い。後ろが安定するようだと上位を狙える。
11位 : いわきFC C+→ J3で大旋風を巻き起こして「1年でのJ2昇格」という快挙を達成したいわきFCは若くて有望な選手をたくさん抱えているので「草刈り場になる可能性は高い。」と考えられていた。実際にJ3のベスト11のDF日高大(→千葉)が流出したが他に主力で流出したのはキーパーのGK坂田(→福岡)のみ。FW有田稜、MF山下優、DF嵯峨、DF家泉というJ3でベスト11に輝いた4人はいずれも残留。流出は最小限にとどまった。
他クラブからの補強も最小限にとどまった。MF宮崎幾(岡山)、DF石田侑(鳥取)、MF下田栄(鹿島ユース→鹿島)、GK高木和(東京V)くらい。目立つ補強は無かったが「草刈り場になることを避けられた。」というのが何よりも大きい。10人近くの大学生を獲得しているので「補強は大学生中心」と言える。近年のいわきFCは大卒で獲得した選手が高確率で主力になっている。主力になる選手は何人か出てくるだろう。
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